標準ドリンクとは?
この計算ツールは米国の基準に基づいています。米国では、NIAAA(国立アルコール乱用・依存症研究所)が「標準ドリンク(standard drink)」を、純アルコール0.6液量オンス(約14グラム)を含む飲み物と定義しています。お酒はグラスのサイズも度数もさまざまなので、「何杯飲んだか」だけで量を把握しようとすると実態を見誤りがちです。このツールを使えば、どんな飲み物でも量とアルコール度数(ABV)を入力するだけで、米国基準の標準ドリンク何杯分に相当するかを算出できます。なお、日本には米国の「standard drink」に直接対応する公的な単位はなく、厚生労働省は純アルコール量(グラム)で飲酒量を示すため、海外基準として参考にしてください。
使い方
飲み物の量を液量オンス(fl oz)で、アルコール度数をパーセント(ABV%)で入力し、その飲み物を何杯飲んだかを指定します。すると、米国標準ドリンクの合計杯数、1杯あたりの標準ドリンク数、摂取した純アルコールの総量が表示されます。
計算式の仕組み
考え方はシンプルです。飲み物の量にアルコール度数(小数)を掛けて純アルコールの量を求め、それを0.6 fl ozで割れば標準ドリンク数になります。
$$\text{Standard Drinks} = \frac{\text{Volume (fl oz)} \times \dfrac{\text{ABV \%}}{100}}{0.6} \times \text{Quantity}$$
米国でよく挙げられる目安は次のとおりです。度数5%のビール12 oz、度数12%のワイン5 oz、度数40%の蒸留酒(ショット)1.5 oz——これらはいずれも、おおよそ標準ドリンク1杯分に相当します。
計算例
たとえば、度数8%のクラフトビール16 ozを2杯飲んだとします。1杯あたり:$$16 \times \left(\frac{8}{100}\right) \div 0.6 = 16 \times 0.08 \div 0.6 = \frac{1.28}{0.6} \approx 2.13$$標準ドリンク2.13杯分。2杯では合計で約4.27杯分になります——「ビール2杯」という数え方が示すより、倍以上の量だとわかります。
よくある質問
英国(UK)の「ユニット」と同じですか? いいえ。英国は1ユニットあたりアルコール8gですが、米国の標準ドリンクは14gです。このツールは米国基準を採用しています。
血中アルコール濃度(BAC)も推定できますか? いいえ。標準ドリンク数を数えるだけです。BACは体重・性別・経過時間・食事の有無などにも左右されます。
なぜ0.6で割るのですか? \(0.6\) fl ozが米国標準ドリンク1杯に含まれる純アルコールの量だからです。これで割ることで、純アルコール量を標準ドリンクという単位に換算できます。