標準ドリンクとは?
この計算機は米国(アメリカ)の定義による「標準ドリンク(standard drink)」を採用しています。米国基準では、標準ドリンク1杯とは純アルコール14グラム(約0.6液量オンス)を含む飲料のことです。ビール・ワイン・蒸留酒はアルコールの強さが大きく異なるため、容器のサイズだけで比べると実態を見誤ってしまいます。標準ドリンクに換算すれば、缶ビール1本、ワイン1杯、ショット1杯を同じ「ものさし」で比較できます。なお、国によって基準は異なり(例:英国は8g、オーストラリアは10g、ちなみに日本では純アルコール20gを「1単位(1ドリンク)」とすることが多い)、米国以外の方は使い分けにご注意ください。
使い方
飲み物の量(容量)をミリリットルで、アルコール度数(ABV)をパーセントで入力してください。どちらも通常はラベルに記載されています。入力すると、米国基準の標準ドリンク数に加えて、その飲料に含まれる純アルコールの体積と重量(グラム)が表示されます。
計算式の仕組み
まず、飲み物の量にアルコールの割合(ABV ÷ 100)を掛けて、純粋なエタノールの体積を求めます。次に、それにエタノールの密度0.789 g/mlを掛けて、体積をグラムに変換します。最後に、米国の標準ドリンク1杯あたりのアルコール量である14gで割ります。
$$\text{標準ドリンク数} = \frac{\text{量} \times \dfrac{\text{ABV}}{100} \times 0.789}{14}$$
計算例
アルコール度数5%、355mlの缶ビールの場合:純アルコールの体積 \( = 355 \times 0.05 = 17.75 \,\text{ml} \)。重量 \( = 17.75 \times 0.789 \approx 14.01 \,\text{g} \)。標準ドリンク数 \( = 14.01 \div 14 \approx 1.0 \)標準ドリンク。一般的な12オンスのビールが「1杯」と数えられるのは、まさにこのためです。
よくある質問
なぜ0.789なのですか? これは室温におけるエタノールの密度(g/ml)で、アルコールの体積を重量(グラム)に換算するために使います。
度数12%・750mlのワイン1本には、標準ドリンクが何杯分含まれますか? \( 750 \times 0.12 \times 0.789 \div 14 \approx 5.07 \) で、約5.07標準ドリンクです。
これで「どれくらい酔うか」がわかりますか? いいえ。標準ドリンクはあくまでアルコールの含有量を表す指標です。血中アルコール濃度は体重・性別・食事の有無・経過時間などにも左右されます。お酒は適量を守り、責任を持って楽しみましょう。