離職率とは?
離職率とは、一定期間(月次・四半期・年次など)に組織を離れた従業員の割合を示す指標です。離職率が高い場合、従業員エンゲージメント、給与・待遇、マネジメント、職場風土などに課題があるサインと考えられ、人材の補充にも大きなコストがかかるため、人事領域で最も重視される指標のひとつとなっています。この計算ツールは単純な比率を求めるものなので、特定の国の法令に依存せず、どの国・どの業界でもそのままご利用いただけます。
このツールの使い方
対象としたい期間について、次の3つの数値を入力してください。期間中に組織を離れた人数(退職者数=自己都合退職・解雇・定年退職などを含むすべての離職者)、期間開始時の従業員数、期間終了時の従業員数です。ツールはまず平均従業員数を算出し、退職者数をその平均で割って100を掛けることで離職率を計算します。あわせて対応する定着率も表示します。
計算式の解説
離職率(%):
$$\text{離職率\%} = \frac{\text{退職者数}}{\dfrac{\text{開始時人数} + \text{終了時人数}}{2}} \times 100$$ここで平均従業員数=(開始時人数 + 終了時人数)÷ 2 です。1時点のスナップショットではなく平均値を用いることで、急成長や急縮小の局面でも数値が歪みにくくなります。定着率は単純に「100% - 離職率」で求められます。
計算例
たとえば、年初に従業員が200人、年末に180人で、期間中に15人が退職したとします。平均従業員数は \((200 + 180) \div 2 = 190\) 人。離職率は
$$\frac{15}{190} \times 100 = 7.89\%$$となります。定着率は \(100 - 7.89 = 92.11\%\) です。
よくある質問(FAQ)
新規採用者は退職者数に含めますか? いいえ。退職者数に数えるのは離職した人だけです。新規採用者は終了時人数に反映されるため、平均値を用いることでバランスが取れます。
適正な離職率はどのくらいですか? 業界によって大きく異なります。小売業や宿泊・飲食業では年間30%超になることも珍しくない一方、多くのオフィスワークでは年間10%未満を目標とするケースが一般的です。自社が属する業界のベンチマークと比較しましょう。
月次データから年間の離職率を求めるには? 各月の退職者数を合計し、年間を通じた平均従業員数を用いて計算します。あるいは、月ごとに一貫して算出していた離職率を合算する方法もあります。