肺活量とは?
肺活量(VC:Vital Capacity)とは、できる限り深く息を吸い込んだあと、最大限に吐き出せる空気の量のことです。呼吸生理学や肺機能検査(スパイロメトリー)で用いられる、もっとも基本的な肺気量の指標のひとつです。肺活量は3つの成分量、すなわち1回換気量(TV)、予備吸気量(IRV)、予備呼気量(ERV)の合計で表されます。この計算ツールは単純な足し算によるもので、国や地域を問わず世界共通で使えます。
使い方
3つの肺気量の成分を、それぞれミリリットル(mL)単位で入力してください。1回換気量(安静時のふだんの呼吸で出入りする空気の量)、予備吸気量(通常の吸気のあとさらに吸い込める空気の量)、予備呼気量(通常の呼気のあとさらに吐き出せる空気の量)の3つです。これらを合計し、肺活量をmLとLの両方で表示します。
計算式の解説
計算式は非常にシンプルで、$$\text{VC} = \text{Tidal Volume} + \text{Inspiratory Reserve} + \text{Expiratory Reserve}$$ です。1回換気量は安静時の通常の呼吸、予備吸気量は追加で吸い込める能力、予備呼気量は追加で吐き出せる能力をそれぞれ表します。これらを足し合わせることで、呼吸として利用できる空気量の全範囲が求められます。なお、肺活量には残気量(常に肺に残り、自分の意思では吐き出せない空気)は含まれない点に注意してください。
計算例
健康な成人の典型的な例を挙げます。\(\text{TV} = 500\ \text{mL}\)、\(\text{IRV} = 3000\ \text{mL}\)、\(\text{ERV} = 1100\ \text{mL}\) とすると、肺活量は $$500 + 3000 + 1100 = 4600\ \text{mL}$$ すなわち 4.6 L となります。これはあくまで代表的な平均値であり、実際の数値は年齢・性別・身長・体力などによって変わります。
よくある質問(FAQ)
肺活量の正常値はどのくらいですか? 健康な成人では、おおむね3〜5リットル程度が一般的で、女性よりも男性のほうが高い傾向にあります。
肺活量に残気量は含まれますか? いいえ。肺活量は肺に出し入れできる空気の最大量を指し、常に残る残気量は含みません。
肺活量と全肺気量の関係は? 全肺気量(TLC)は、肺活量に残気量を加えたものに等しくなります(\(\text{TLC} = \text{VC} + \text{RV}\))。