水割り計算ツールとは?
水割りとは、ウイスキーや焼酎などの度数の高いお酒を冷たい水で割り、飲みやすく仕上げる日本ならではの飲み方です。この計算ツールを使えば、手元のお酒に水をどれだけ加えれば狙った度数になるか、そしてできあがりの総量がどのくらいになるかを正確に求められます。「水割り」という名前で紹介していますが、計算の中身はアルコール量の保存にもとづく普遍的な割り算なので、どんなお酒・どんな割り物にもそのまま使えます。
使い方
入力するのは3つの数字だけです。手元にあるお酒の量(ml)、そのお酒のアルコール度数(%)、そして仕上げたい水割りの目標度数(%)を入れてください。すると、加えるべき水の量と、できあがる水割りの総量が表示されます。目標度数は0より大きく、かつ元のお酒の度数以下でなければなりません。水を足して薄めることはできても、濃くすることはできないからです。
計算式の仕組み
水を加えてもグラスの中の純アルコールの量そのものは変わりません。アルコール量は「量 × 度数」で表せるので、〈お酒の量 × お酒の度数〉は〈仕上がりの総量 × 目標度数〉と等しくなります。これを整理すると、総量 = お酒の量 ×(お酒の度数 ÷ 目標度数)となります。
$$\text{加える水の量} = \text{お酒の量 (ml)} \times \left( \frac{\text{お酒の度数}}{\text{目標度数}} - 1 \right)$$加える水の量は、この総量から最初のお酒の量を引いただけです。度数は比として効くだけなので、パーセントで扱っても分数で扱っても結果は同じです。なお、このモデルは体積が単純に足し算で求まると仮定しています。実際にはエタノールと水を混ぜるとわずかに体積が縮みますが、その差はごくわずかで、晩酌の一杯には気にする必要はありません。
計算例
度数30%のウイスキーが50mlあり、12%の水割りにしたいとします。
$$\text{総量} = 50 \times \left( \frac{30}{12} \right) = 50 \times 2.5 = 125\,\text{ml}$$加える水の量 = 125 − 50 = 75ml。つまり50mlのウイスキーに75mlの水を注げば、12%・125mlの水割りができあがります。
よくある質問
目標度数を元のお酒より高くできないのはなぜ? 水を加えるのは薄めることにしかなりません。元のお酒の度数より高い濃さにすることはできないため、それを上回る値を指定すると警告が表示されます。
計算結果は正確ですか? 体積は単純に足し算で求まると仮定しています。実際のアルコールと水の混合では数%ほど体積が縮むため、本当の総量はわずかに少なくなることがありますが、お酒を一杯出す分にはまったく問題ありません。
焼酎やほかのお酒でも使えますか? はい。これは純粋な割り算(希釈計算)なので、度数を問わずあらゆるお酒に使えます。単位をそろえてあれば、どんな単位でも計算できます。