グリセミック負荷(GL)とは?
グリセミック負荷(GL)は、その食品を普通に1食分食べたときに、血糖値がどれくらい上がりやすいかを示す指標です。グリセミック指数(GI値)は糖質の「質」を0〜100で評価しますが、実際にどれだけ食べるかは考慮しません。GLは質(GI値)と量(利用可能な糖質のグラム数)の両方を組み合わせるため、血糖値への現実的な影響をより的確にとらえることができます。
計算ツールの使い方
食品のGI値(GI値表で調べてください。たとえば白パンは約75)と、食べようとしている1食分に含まれる利用可能な糖質量(総糖質から食物繊維を引いた量、グラム単位)を入力します。すると、グリセミック負荷が計算され、低・中・高のいずれかに分類されます。
計算式の解説
計算式はとてもシンプルです。
$$\text{GL} = \frac{\text{GI値} \times \text{利用可能な糖質量〔g〕}}{100}$$
100で割ることで、GI値の割合を糖質量に対して換算します。GLが10以下なら「低」、11〜19なら「中」、20以上なら「高」と判定されます。
計算例
ある食品の1食分が、GI値70で利用可能な糖質を40g含むとします。グリセミック負荷は$$\frac{70 \times 40}{100} = \mathbf{28}$$ となり、「高」のカテゴリーに該当します。血糖値が大きく上昇する可能性が高いといえます。
よくある質問
「利用可能な糖質」とは何ですか? 体内で消化されてブドウ糖になる糖質のことで、通常は総糖質から食物繊維(場合によっては糖アルコールも)を差し引いた量を指します。
GLは低ければ低いほど良いのですか? GLが低い食事は血糖値が安定しやすく、糖尿病の管理や持続的なエネルギー維持に役立ちます。ただし、食事全体の質や1食あたりの量も同じくらい大切です。
GLとGI値はどう違うのですか? GI値は量に関係なく糖質の質だけを評価します。一方GLは、質と1食分の実際の量の両方を反映するため、実際に食べたときに体内で起こることをより正確に表します。