MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

Show calculation steps (1)
  1. EIRP (dBm)

    EIRP (dBm): RFリンクバジェット計算機

    Effective Isotropic Radiated Power = Tx Power + Tx Gain

広告

結果

受信信号電力
-53
dBm
EIRP(送信電力+送信アンテナ利得) 40 dBm

RFリンクバジェットとは?

RFリンクバジェットとは、信号が送信機から受信機へ伝わる過程で受けるすべての利得(ゲイン)と損失(ロス)を集計する手法です。送信電力、アンテナ利得、伝搬損失(パスロス)、そしてその他のシステム損失を足し引きすることで、無線リンクの受信端での受信信号電力を予測できます。本計算機は対数表記であるデシベル(dB)領域で計算するため、すべての量を単純な加算・減算で扱えます。これにより、計算は素早く直感的になります。

経路上の送信機、アンテナ、受信機を示すRFリンクの図
RFリンクバジェットは、無線経路を通じて送信機から受信機までの信号電力を追跡します。

この計算機の使い方

送信機の出力電力をdBm、送信アンテナの利得をdBi、合計の伝搬損失(自由空間損失に加え追加の減衰を含む)をdB、受信アンテナの利得をdBi、そしてケーブル・コネクタ・給電線などのその他システム損失をdBで入力してください。計算機は受信信号電力(dBm)と、送信系のEIRP(等価等方放射電力)を返します。

計算式の解説

基本となる式は次のとおりです:

$$P_{rx} = \text{Tx Power} + \text{Tx Gain} - \text{Path Loss} + \text{Rx Gain} - \text{Other Losses}$$

デシベルは対数なので、利得はすべて加算、損失はすべて減算となります。求めた受信電力を受信機の感度と比較すれば、リンクマージンを判断できます。マージンがプラスであれば、運用可能なリンクであることを意味します。

広告
リンクに沿って信号電力の利得と損失が累積する様子を示す棒グラフ
各項目が利得を加算または損失を減算し、受信電力を求めます。

計算例

送信機が30 dBmを出力し、10 dBiのアンテナへ給電するとします。伝搬損失は100 dB、受信アンテナは10 dBiの利得を持ち、ケーブル・コネクタ損失の合計は3 dBとします。このとき受信電力は

$$30 + 10 - 100 + 10 - 3 = -53\ \text{dBm}$$

EIRPは

$$30 + 10 = 40\ \text{dBm}$$

となります。受信機感度が −90 dBm であれば、37 dB という余裕のあるリンクマージンが得られます。

よくある質問(FAQ)

dBmとdBiの違いは? dBmは1ミリワットを基準とした絶対的な電力レベルを表し、dBiは等方性放射器を基準としたアンテナの相対的な利得を表します。リンクバジェットでは両者をそのまま足し合わせて計算できます。

「その他損失」には何が含まれる? 同軸ケーブルの損失、コネクタ損失、偏波ミスマッチ、アンテナの指向ずれ、大気吸収のほか、あらかじめ確保しておくフェードマージンなどが含まれます。

伝搬損失はどう求める? 自由空間伝搬損失は距離と周波数から計算でき、環境に応じて障害物・マルチパス・降雨減衰などを考慮して値を上乗せします。

最終更新: