丸太の板材計算機とは?
このツールは、1本の丸太からどれだけのボードフット(board foot)の製材が取れるかを概算するものです。ボードフットとは木材の体積の単位で、\(144\) 立方インチ= \(12\,\text{in}\times12\,\text{in}\times1\,\text{in}\) の板1枚分に相当します。丸太は円形のため、すべてを四角い板に挽くことはできません。そこで森林技師や製材職人は、収量を予測するための標準的な材積式(log rule)を用います。本計算機は、北米で最も広く使われている3つの式に対応しています ― ドイル(Doyle)、スクリブナー(Scribner)、そして国際1/4インチ式(International 1/4-inch)です。なお、これらは主に北米で使われる単位・換算式であり、日本の慣行(立方メートルや石〈こく〉による材積計算)とは異なる点にご注意ください。
使い方
丸太の末口(細い方の端)で、樹皮の内側の直径をインチで測り、丸太の長さをフィートで測ります。材積式を選ぶと、推定ボードフットが表示されます。ドイル式は細い丸太では収量を少なめに見積もる傾向があり、国際1/4インチ式が最も正確とされ、スクリブナー式はその中間で商業的に広く使われています。
計算式
ドイル式が最もシンプルで普及しています。
$$\text{BF} = \frac{(D-4)^2 \times L}{16}$$ここで \(D\) は末口直径(インチ)、\(L\) は長さ(フィート)です。\(-4\) は外側のスラブや耳の端材(廃材)を見込んだ補正です。
計算例
直径 \(16\) インチ、長さ \(16\) フィートの丸太をドイル式で計算すると:
$$\text{BF} = \frac{(16-4)^2 \times 16}{16} = \frac{144 \times 16}{16} = 144\,\text{BF}$$つまり、この丸太からはおよそ144ボードフットの製材が取れる計算になります。
よくある質問
どの式を使えばいいですか? 米国では州や市場ごとに使用する式が指定されている場合があります。特に指定がなければ、科学的に最も正確とされる国際1/4インチ式がおすすめです。
なぜドイル式は細い丸太で数値が小さくなるのですか? 固定の \(-4\) という廃材補正が、直径の小さい丸太に対して過大なペナルティとなり、収量を少なめに見積もってしまうためです。
実際に挽ける製材量と同じですか? いいえ、あくまで概算です。実際の収量は、職人の技術、鋸の挽き幅(カーフ)、節や欠陥、丸太のテーパー(先細り)などによって変わります。