モル質量とは?
モル質量とは、ある物質1モル(6.022×10²³個の粒子)あたりの質量のことで、単位はグラム毎モル(g/mol)で表します。化学式に含まれるすべての原子の標準原子量を合計することで求められます。この計算機は、入力された化学式を括弧や添え字を含めて自動的に解析し、モル質量を瞬時に表示します。
使い方
元素記号の大文字・小文字を正しく使って化学式を入力してください。1文字目は大文字、2文字目は小文字が基本です。たとえば NaCl は塩化ナトリウムですが、NACL と書くと正しく読み取れません。原子の数は添え字として数字で入力し(H2O)、繰り返す原子団には括弧を使います(Ca(OH)2、Al2(SO4)3)。計算ボタンを押すと、g/mol単位のモル質量と、化学式単位あたりの総原子数が表示されます。
計算式の仕組み
計算式は $$M = \sum_{i} n_i \cdot A_i \quad \text{from } \text{Chemical Formula}$$ で表されます。ここで \(n_i\) は化学式中の元素 \(i\) の原子数、\(A_i\) はその元素の標準原子量です。計算機はまず括弧を展開し(内側の原子数を掛け合わせ)、各元素の原子数を集計したうえで、それぞれに原子量を掛け、その積をすべて合計します。
計算例:グルコース(C₆H₁₂O₆)
グルコースには炭素6個、水素12個、酸素6個が含まれます。\(A(\text{C})=12.011\)、\(A(\text{H})=1.008\)、\(A(\text{O})=15.999\) を用いると、$$M = 6\times12.011 + 12\times1.008 + 6\times15.999 = 72.066 + 12.096 + 95.994 = 180.156 \ \text{g/mol}$$ となります。
よくある質問
原子量の値はどこから来ているのですか? IUPACのデータに基づく標準原子量を、一般的な教科書レベルの桁数に丸めて使用しています。そのため、ほかの資料とわずかに値が異なることがありますが、これは丸め誤差によるものです。
水和物やイオンの電荷にも対応していますか? 通常の化学式と括弧には対応しています。ドット(・)で区切る水和物表記やイオンの電荷は解析できないため、必要に応じて原子を手動で合算してください。
モル質量と分子量は同じものですか? 分子については数値上は同じです。分子量(単位はamu)はモル質量(単位はg/mol)と等しくなります。違いは単位と使われる文脈だけです。