ムーアの法則の計算機とは?
このツールは、半導体の集積度(1つのチップに搭載されるトランジスタ数)が指定した年数のあいだに何倍になるかを試算します。もとになっているのは「ムーアの法則」。インテルの共同創業者ゴードン・ムーア氏が1965年の論文で示した有名な経験則で、集積回路上の素子数は一定の間隔でおよそ2倍になっていく、というものです。本計算機では18か月(=1.5年)で倍増するという代表的な前提を採用しています。
使い方
現在から何年後の倍率を知りたいかを入力するだけです。結果は単位のない倍率で、たとえば「16」と出れば、集積度が現在の16倍になると予測されることを表します。年数は小数でも入力でき、値は0以上にしてください(0を入力すると基準となる現在の値「1」が返ります)。
計算式の解説
予測には $$p = 2^{\frac{n}{1.5}}$$ を使います。ここで n は年数、1.5 は1回の倍増にかかる年数(18か月)です。指数となる \(n \div 1.5\) は、n年のあいだに倍増の周期が何回入るかを表しているにすぎません。倍増が1回完了するたびに集積度は2倍になるため、2回で 2×2=4、4回で16…と増えていきます。計算結果は小数第2位まで四捨五入して表示されます。
計算例
たとえば6年後の倍率を知りたい場合、指数は \(6 \div 1.5 = 4\) なので、$$p = 2^4 = 16$$ となります。つまり倍増が4回起こり、集積度は16倍に。3年なら \(3 \div 1.5 = 2\) で \(p = 2^2 = 4\)、1年なら \(1 \div 1.5 = 0.6667\) で \(p = 2^{0.6667} = 1.59\) となります。
よくある質問
なぜ1.5年なのですか? もともとの記述や広く知られた言い回しの多くが、18か月で倍増という周期を採用しているためです。資料によっては2年とするものもありますが、本計算機では1.5年に固定しています。
ムーアの法則は今も正確ですか? これは物理法則ではなく経験的な傾向です。トランジスタが原子レベルの大きさに近づくにつれてペースは鈍化しており、結果はあくまで目安としての予測であり、保証されたものではありません。
倍率が1未満になるのはどういう意味ですか? 年数にマイナスの値を入力すると計算結果は1未満の分数となり、過去(より低い)集積度を表します。将来予測として意味のある値を得るには、入力を0以上にしてください。