損益計算ツールとは?
損益計算(Profit and Loss、略してP&L)ツールは、売上高から経費の合計を差し引くことで、ビジネス・プロジェクト・一定期間の収支結果を算出するためのツールです。計算結果がプラスであれば純利益(黒字)、マイナスであれば純損失(赤字)を意味します。さらに利益率(売上に対してコストを差し引いた後に残る割合)も表示されるため、事業の健全性を見極める最も重要な指標のひとつを手軽に把握できます。
使い方
売上高(Total Revenue)として、商品販売・サービス提供・その他の収入で得たお金の合計を入力します。続いて経費合計(Total Expenses)として、売上原価・人件費・家賃・広告宣伝費・税金など、あらゆるコストの合計を入力してください。「計算」をクリックすると、純利益または純損失と、利益率(%)が表示されます。1件の取引でも、月次・四半期・年間の集計でも、同じように活用できます。
計算式の解説
計算はシンプルですが、得られる情報は非常に有用です。
$$\text{純損益} = \text{売上高} - \text{経費合計}$$
$$\text{利益率(\%)} = \frac{\text{純損益}}{\text{売上高}} \times 100$$
純損益は実額(金額)で示されるのに対し、利益率は規模に対する収益性を割合で表します。そのため、規模の異なる期間や事業同士でも比較しやすくなります。
計算例
たとえば、ある小さな店舗の売上が100,000ドル、在庫・人件費・家賃に70,000ドルを支出したとします。純損益は \(100{,}000 - 70{,}000 = 30{,}000\) ドルの利益。利益率は \((30{,}000 \div 100{,}000) \times 100 = 30\%\) となります。これは、売上1ドルあたり30セントが利益として残っている、という意味です。
よくある質問
経費が売上を上回った場合は? 純損益はマイナスとなり、損失(赤字)を示します。利益率も同様にマイナス表示になります。
売上に消費税は含めるべき? 当局に代わって預かっている消費税分を差し引いた、実際に手元に残る収入だけを売上として入力してください(日本でいう消費税の預り分も同様の考え方です)。
これは粗利益(売上総利益)と純利益のどちら? 営業費用・税金・利息などすべてのコストを経費に含めて入力すれば、純利益が算出されます。売上原価だけを入力した場合は、粗利益(売上総利益)を表します。