100万ドル貯蓄シミュレーターとは?
このツールは、目標金額(初期設定は100万ドル)を達成するために毎月いくら積み立てればよいかを正確に算出します。すでに貯めている金額、想定する年間の投資利回り、達成までの年数を考慮して計算するのが特徴です。リタイア後の資産形成、富裕層を目指す目標設定、あるいはマイホーム資金などの大きな貯蓄プランまで幅広く活用できます。なお金額はすべて米ドル(USD)建てですが、考え方は円建ての資産形成にもそのまま応用できます。
使い方
目標金額、現在の残高、想定する年間利回り(%)、目標達成までの年数を入力するだけです。シミュレーターは、現在の貯蓄が将来どこまで増えるかを複利で計算し、それを目標額から差し引いたうえで、残りの差額を埋めるために必要な毎月一定の積立額を導き出します。
計算式の仕組み
このツールの中心となるのは、年金終価の公式を毎月の積立額について解いた次の式です。$$\text{PMT} = \frac{\text{FV} \times r}{(1 + r)^{n} - 1}$$ここで \(r\) は月利(年利 ÷ 12)、\(n\) は月数(年数 × 12)、\(FV\) は現在の貯蓄が成長した後になお必要となる金額を表します。利回りが0%の場合、この式はシンプルに \(\text{FV} \div n\) となります。
計算例
目標100万ドル、現在の貯蓄ゼロ、年利7%、期間30年で考えてみましょう。月利は \(0.07 \div 12 \approx 0.0058333\)、月数 \(n\) は 360 です。\((1.0058333)^{360} \approx 8.11650\) なので、分母は 7.11650 となります。$$\text{PMT} = \frac{1{,}000{,}000 \times 0.0058333}{7.11650} \approx 819.66$$毎月819.66ドル。30年間で積み立てる元本は約29万5,000ドル、運用による増加分は約70万5,000ドルにのぼります。
よくある質問
利回りは何%で計算すべき? 分散投資した株式ポートフォリオの過去の平均は、インフレ調整後でおおむね年7%前後とされています。ただし相場は変動するため、いくつかの利回りを試してみるのがおすすめです。
すでに貯蓄がある場合は? 現在の残高も同じ利回りで運用されるものとして計算するため、必要なのは残りの差額分の積立だけです。その分、毎月の負担額は少なくなります。
税金やインフレは考慮される? いいえ。結果は税引前・名目ベースの数字です。インフレや税金を反映させたい場合は、目標額や想定利回りをご自身で調整してください。米国の制度(401(k)やRoth IRAなど)とは異なり、日本のNISAやiDeCoには独自の非課税ルールがある点にもご注意ください。