このツールでできること
搾乳したばかりの母乳は、保存する場所によって安全に使える時間が決まっています。この計算ツールでは、搾乳した日時と保存場所を入力すると、推奨される保存期限を加算して「いつまでに使い切る(または廃棄する)べきか」を正確にお知らせします。ここで使用しているガイドラインは、健康な正期産児を対象とした米国疾病予防管理センター(CDC)の一般的な公衆衛生上の推奨に基づいています。日本国内の指針とは細部が異なる場合がありますので、目安としてご活用ください。
適用している保存期限の目安
このツールでは、搾乳したての母乳に対して、広く知られている次の保存期限を適用しています。
常温(25℃/77℉以下):4時間
冷蔵(4℃/40℉以下):4日間
冷凍(-18℃/0℉以下):品質を保つには約6か月(最長12か月まで許容)
使い方
保存場所を選び、搾乳した日付と「時」「分」を入力します。すると、その母乳を使い切るべき最終的な日時が表示されます。母乳は必ず清潔で密閉できる容器に保存し、搾乳した日時を一つひとつにラベルで記入しておきましょう。
$$\text{Safe Until} = \text{Pump Date}\;\text{HH}\!:\!\text{MM} + 4\;\text{days}$$
計算例
2024年1月1日の午前8時00分に搾乳し、冷蔵庫で保存したとします。冷蔵の期限は4日間なので、安全に使える期限は2024年1月5日 08:00 となります。もし常温で置いていた場合は4時間を加算し、2024年1月1日 12:00 が期限です。
$$\text{2024-01-01}\;08\!:\!00 + 4\;\text{days} = \text{2024-01-05}\;08\!:\!00$$
$$\text{2024-01-01}\;08\!:\!00 + 4\;\text{hours} = \text{2024-01-01}\;12\!:\!00$$
母乳保存の種類別制限時間
疾病対策予防センター(CDC)は、母乳の状態と保存場所に応じて、人乳を安全に保存できる期間に関するガイドラインを公表しています。制限時間は、搾りたての母乳、解凍後の母乳、授乳後の余った母乳で異なります。以下の表は、自宅で健康な満期産の乳児を対象とした推奨最大値をまとめています。
| 母乳の種類 | 室温(約77°F / 25°C) | 冷蔵庫(約40°F / 4°C) | 冷凍庫(約0°F / -18°C) |
|---|---|---|---|
| 搾りたて/ポンプで搾りたて | 最大4時間 | 最大4日間 | 6ヶ月が最適。最大12ヶ月まで許容 |
| 解凍済み(以前冷凍していた) | 1~2時間 | 最大24時間 | 解凍後は再冷凍しないこと |
| 授乳後の余り(赤ちゃんが哺乳瓶から飲んだ) | 赤ちゃんが飲み終わった後、2時間以内に使用 | 赤ちゃんが飲み終わった後、2時間以内に使用 | 保存しないこと |
注記:常に清潔で密閉されたコンテナに母乳を保存し、各容器に搾った日付をラベルで記載してください。最も古い母乳から使用してください。冷蔵庫の4日間の制限は、ドアではなく冷蔵庫の奥の方で、温度が最も安定している場所に母乳を保存することを想定しています。冷やした母乳や冷凍母乳を運搬する場合は、保冷剤入りの断熱クーラーに入れて保管してください。
よくある質問
解凍した母乳を再冷凍してもいいですか? いいえ。一度解凍した母乳は再冷凍できません。冷蔵庫で解凍した場合は24時間以内に使い切ってください。
冷凍していた母乳の場合はどうなりますか? ここで示している期限は搾乳したての新鮮な母乳に対するものです。解凍後の母乳は保存できる時間がさらに短くなります。
冷凍6か月という数字は厳密ですか? これは品質を最良に保つための目安です。冷凍状態であれば最長12か月まで安全とされる場合もありますが、品質は徐々に低下します。本ツールでは6か月を採用しています。