経済成長率とは
経済成長率とは、ある経済の活動規模(国内総生産=GDP)が一定期間にどれだけ拡大・縮小したかを示す指標です。期間は通常1年で、前期から今期にかけてのGDPの変化率(%)で表します。プラスであれば経済の拡大、マイナスであれば縮小を意味し、マイナス成長は景気後退(リセッション)と関連づけられることが多くあります。これは国や地域に依存しない普遍的な割合計算で、特定の国の制度やルールは一切適用されません。
この計算ツールの使い方
対象とする経済の「今年のGDP」と「前年のGDP」を入力してください。2つの数値は必ず同じ単位(例:兆円、または十億ドルなど)で、かつ同じ種類(名目GDP同士、または物価変動を調整した実質GDP同士)にそろえる必要があります。計算式は比率なので単位は相殺され、結果は単位を持たないパーセント(%)になります。実質GDP同士なら実質成長率、名目GDP同士なら名目成長率が求められます。
計算式の解説
経済成長率は次の式で求めます。
$$\text{成長率(\%)} = \frac{\text{今年のGDP} - \text{前年のGDP}}{\text{前年のGDP}} \times 100$$
今年のGDPから前年のGDPを引いて変化量を求め、それを前年のGDPで割って割合にし、最後に100を掛けてパーセント表示にします。なお、前年のGDPが0の場合は数学的に計算できないため、エラーが表示されます。
計算例
今年のGDPが1200、前年のGDPが1000だったとします(単位は同じものとします)。変化量は \(1200 - 1000 = 200\)。これを1000で割ると0.2、さらに100を掛けると成長率は20%となり、力強い拡大を示します。一方、今年のGDPが980だった場合、変化量は−20となり、$$\frac{-20}{1000} \times 100 = -2\%$$ つまり2%の縮小(マイナス成長)となります。
よくある質問(FAQ)
名目GDPと実質GDP、どちらを使えばよいですか? 経済の実質的な規模の伸びを測るには、物価変動を調整した実質GDPを使ってください。名目GDPには物価の変動が含まれるため、インフレ局面では成長率が実態より大きく見えてしまいます。
マイナスの成長率は何を意味しますか? 前期と比べて経済が縮小したこと、つまり生産規模が減少したことを意味します。2四半期連続のマイナス成長は、テクニカルなリセッション(景気後退)の目安とされることが多くあります。
企業の売上や人口の計算にも使えますか? はい。同じ変化率の式は、比較可能な2期間の値であれば何にでも応用できます。ここではGDP向けの名称になっているだけです。本ツールは一般的な情報提供のみを目的としています。