インプライド確率とは?
インプライド確率(implied probability)とは、ベッティングのオッズに「織り込まれている」結果の発生確率をパーセンテージで表したものです。ブックメーカーやトレーダーが提示するオッズは、実は確率(に手数料を上乗せしたもの)を別の形で表現したものにすぎません。オッズを確率に戻すことで、複数の提示を比較したり、バリュー(割安な賭け)を見つけたり、市場がどの結果を有力と見ているのかを正確に把握できます。
この計算ツールの使い方
まずオッズの形式を選びます。デシマル(ヨーロッパやオーストラリアで主流。例:2.50)か、アメリカン/マネーライン(例:+150 や -200)のいずれかです。形式を選んだらオッズを入力するだけで、インプライド確率(%)が表示されます。あわせて相当するデシマルオッズも表示されるので、異なる形式どうしを照らし合わせて確認できます。
計算式の解説
デシマルオッズの計算はとてもシンプルで、1 をオッズで割るだけです。$$P = \frac{1}{\text{Odds}} \times 100\%$$ オッズが 2.00 なら、\(1 \div 2.00 = 0.50 = 50\%\) となります。アメリカンオッズの場合は符号によって計算方法が変わります。プラスのオッズ(アンダードッグ=不利な側)は $$P = \frac{100}{\text{Odds} + 100} \times 100\%$$ マイナスのオッズ(フェイバリット=有利な側)は $$P = \frac{\left|\text{Odds}\right|}{\left|\text{Odds}\right| + 100} \times 100\%$$ で、ここでの -オッズ はマイナスの数値の絶対値を指します。
計算例
あるチームのオッズがアメリカンの +150 だとします。数値がプラスなので、$$P = \frac{100}{150 + 100} \times 100\% = \frac{100}{250} \times 100\% = 0.40 = 40\%$$ となります。相当するデシマルオッズは \(1 \div 0.40 = 2.50\) です。賭け手は、実際の勝率がこの 40% を上回るかどうかを見極めてから賭けるかどうかを判断します。
よくある質問
すべての結果を合計すると 100% を超えるのはなぜ? 100% を超えた分は、ブックメーカーのマージン(いわゆる「ヴィグ(vig)」や「オーバーラウンド」)です。これがブックメーカーの利益の源泉となっています。
このツールはマージンを取り除いてくれますか? いいえ。表示されるのは提示オッズから算出した「素」のインプライド確率です。マージンを除いた公正な確率を求めるには、すべての結果の合計が 100% になるように正規化する必要があります。
+150 と -150 の違いは? +150 は 100 ドルを賭けると 150 ドルの利益(インプライド確率 40%)。-150 は 100 ドルの利益を得るために 150 ドルを賭ける必要があり(インプライド確率 60%)、フェイバリット(有利な側)であることを示します。