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公式

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結果

斜面に沿った加速度
3.206
m/s²
重力成分(g·sinθ) 4.905 m/s²
摩擦成分(μ·g·cosθ) 1.699 m/s²
物体は滑り出すか? Yes — net force exceeds friction

この計算機でできること

このツールは、粗い斜面を滑り降りる物体(ブロック)の加速度を求めます。傾斜角 θ、物体と斜面のあいだの動摩擦係数 μ、そして重力加速度 g を入力すると、斜面に沿った正味の加速度を \(a = \text{g}\left(\sin\theta - \mu\cos\theta\right)\) の式で計算します。単位系が統一されていればどの体系でも使える汎用的な物理ツールで、初期設定はSI単位(m/s²)です。

使い方

傾斜角を度(0〜90)で入力し、動摩擦係数(一般的な表面では0.1〜0.8程度)と重力加速度(地球上では9.81 m/s²)を入力します。計算結果として、加速度、物体を引き下ろす重力成分 \(\text{g}\cdot\sin\theta\)、運動を妨げる摩擦成分 \(\mu\cdot\text{g}\cdot\cos\theta\)、そして物体が実際に滑り出すかどうかを表示します。

式の意味

斜面に沿って2つの力がはたらきます。重力は物体を斜面下方へ引き、その成分は \(\text{g}\cdot\sin\theta\) です。一方、動摩擦は運動を妨げ、その大きさは \(\mu\cdot\text{g}\cdot\cos\theta\) です(垂直抗力は \(mg\cdot\cos\theta\) なので、単位質量あたりの摩擦は \(\mu\cdot\text{g}\cdot\cos\theta\) となります)。質量は両辺で打ち消し合うため、$$a = \text{g}\left(\sin\theta - \mu\cos\theta\right)$$ が残ります。この値が正なら物体は斜面を加速しながら滑り、ゼロまたは負なら摩擦が重力とつり合うか上回り、物体は静止したままか減速します。滑り始める条件は \(\tan\theta > \mu\) です。

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斜面上の物体の自由体図。力と傾斜角を表示
粗い斜面を滑り降りる物体に働く力:重力の分力、垂直抗力、運動を妨げる動摩擦。

計算例

θ = 30°、μ = 0.2、g = 9.81 の場合:\(\sin 30° = 0.5\)、\(\cos 30° \approx 0.8660\)。重力成分 $$9.81 \times 0.5 = 4.905 \text{ m/s}^2$$ 摩擦成分 $$0.2 \times 9.81 \times 0.8660 \approx 1.699 \text{ m/s}^2$$ 加速度 $$4.905 - 1.699 \approx 3.206 \text{ m/s}^2$$ この値は正なので、物体は滑り降ります。

加速度と傾斜角のグラフ。増加後に符号が変わる様子を示す
傾斜が急になるほど加速度は増す。臨界角より下では摩擦が滑りを防ぐことがある。

よくある質問

結果が負になったら? 負の値は、摩擦が重力成分を上回っていることを意味します。動いている物体なら減速し、止まっている物体は滑り出しません。

質量は影響しますか? いいえ。質量は打ち消し合うため、加速度は傾斜角・摩擦・重力だけで決まります。

ここでの静止摩擦と動摩擦の違いは? このツールでは動摩擦(滑っているときの摩擦)を使います。そもそも動き出すかどうかは静止摩擦で決まりますが、いったん動き出せば、加速度を支配するのは動摩擦です。

最終更新: