モステラー式BSA計算機とは?
体表面積(BSA:Body Surface Area)とは、人体の表面全体の広さを表す指標で、平方メートル(m²)で示されます。医療現場で広く活用されており、特に抗がん剤などの薬剤投与量の決定や、心拍出量といった生理学的データを体格で補正する際に用いられます。1987年に発表されたモステラー式は、平方根の計算だけで求められるため、最もシンプルで広く普及しているBSA計算式の一つです。
使い方
体重をキログラム(kg)、身長をセンチメートル(cm)で入力すると、体表面積が平方メートル(m²)で表示されます。どちらの値も正の数で入力してください。入力した数値に応じて結果が自動で更新されます。
計算式の解説
モステラー式は次のとおりです。
$$\text{BSA} = \sqrt{\dfrac{\text{体重} \times \text{身長}}{3600}}$$ここで体重はキログラム、身長はセンチメートルで表します。定数の3600は、この積を換算して結果が平方メートル単位になるように調整する役割を持ちます。分数のべき乗ではなく単一の平方根だけで求められるため、手計算でも電卓でも簡単に計算できる点が特長です。
計算例
体重70kg、身長175cmの成人の場合:
$$\text{BSA} = \sqrt{\dfrac{70 \times 175}{3600}} = \sqrt{\dfrac{12250}{3600}} = \sqrt{3.4028} \approx 1.84 \ \text{m}^2$$なお、一般的な「平均的な成人」の目安はおよそ1.7 m²とされています。
よくある質問(FAQ)
どのBSA計算式を使っていますか? モステラー式(1987年)を採用しています。このほかにもDu Bois式やHaycock式などがよく知られており、それぞれ算出される値が若干異なる場合があります。
入力する単位は? 体重はキログラム、身長はセンチメートルで入力します。結果は平方メートルで表示されます。
なぜ医療でBSAが使われるのですか? 多くの薬剤、特に抗がん剤の投与量は、体表面積1平方メートルあたりで計算されます。これは、BSAが体重単独よりも代謝に関わる体格をよく反映するためです。