米海軍PRT計算ツールとは?
この計算ツールは、アメリカ海軍(U.S. Navy)の体力テスト「Physical Readiness Test(PRT)」のスコアを推定するためのものです。あくまで米海軍専用の制度を対象としており、標準的な3種目——フォアアーム・プランク、腕立て伏せ、1.5マイル(約2.4km)の有酸素ランニング——について、わかりやすく簡略化したスコアモデルを用いて算出します。公式の体力管理システム「PRIMS」のスコア表は定期的に改定され、年齢区分や性別によっても細かく異なるため、本ツールは公式スコアそのものではなく、目安として直感的に理解できる推定値を示します。日本の自衛隊などの体力検定とは基準がまったく異なる点にご注意ください。
使い方
まず性別を選び、年齢を入力します。次に、プランクの保持時間(秒)、2分間の腕立て伏せの合計回数、1.5マイル走のタイム(分)を入力してください。計算ツールが各種目を0〜100のスコアに換算し、その平均からPRTの総合スコアとカテゴリーを算出します。
計算式の仕組み
各種目は、最低(合格)ラインから最高(Outstanding)ラインまでを直線的に補間してスコア化します。
スコア:
$$S = 50 + 50 \cdot \frac{x - x_{min}}{x_{max} - x_{min}}$$(0〜100の範囲に収めます)。
タイムで計る種目(プランク・ラン)は、保持時間が長いほど・走破タイムが短いほど好成績となるため、ランニングについては値を反転して計算します。総合スコアは3種目の単純平均で求めます:
$$\text{Overall} = \frac{S_{plank} + S_{pushups} + S_{run}}{3}$$
計算例
ある隊員がプランクを2分00秒(120秒)保持し、腕立て伏せを60回、1.5マイルを11分00秒で走ったとします。プランクは最小90秒/最大230秒なので、スコア \( \approx 50 + 50 \times \frac{120 - 90}{140} \approx 60.7 \)。腕立て伏せは最小30回/最大80回なので、\( 50 + 50 \times \frac{60 - 30}{50} = 80 \)。ランは(反転して)最小14分/最大9分なので、\( 50 + 50 \times \frac{14 - 11}{14 - 9} = 80 \)。総合は \( \approx \frac{60.7 + 80 + 80}{3} \approx 73.6 \) となり、しっかりとした「Good(良好)」の結果です。
よくある質問
これは海軍の公式スコアですか? いいえ。トレーニングの目安となる推定値です。実際の判定は、必ずご自身の年齢・性別区分に対応した最新のPRIMS基準でご確認ください。
PRTの合格ラインは? 一般に各種目で少なくとも「Satisfactory(満足)」の最低ラインを満たす必要があります。本ツールではこの最低ラインをスコア50に対応させています。
プランクの代わりにカールアップ(腹筋運動)は使えますか? 海軍はカールアップを廃止し、フォアアーム・プランクへ移行しました。そのため本ツールはプランクの秒数を用います。