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公式

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結果

ダイオード電流
0
アンペア(A)
熱電圧 Vt 0.025852 V

ショックレーのダイオード方程式とは?

ショックレーのダイオード方程式は、半導体のp-n接合ダイオードにおける電流と電圧の関係を表す基本モデルです。ウィリアム・ショックレーによって導かれ、理想ダイオードに流れる電流と、そこに印加される電圧との関係を結びつけます。本ツールでは、飽和電流・印加電圧・理想係数・温度の任意の組み合わせについて、この方程式を計算します。

電流の矢印と端子間の順方向電圧を示したダイオードの記号
ダイオードは端子間に順方向電圧Vを加えると電流Iを流す。

このツールの使い方

逆方向飽和電流 Is(シリコンでは一般に \(1\times10^{-12}\ \text{A}\))、印加電圧 V(単位:ボルト)、理想係数 n(1〜2 の範囲で、理想ダイオードでは多くの場合 1)、そして絶対温度 T(単位:ケルビン、室温は約 300 K)を入力してください。計算結果として、ダイオード電流(アンペア)と熱電圧 Vt が表示されます。

計算式の解説

電流は次の式で求められます。

$$ I = I_S \left( e^{\frac{V}{n\,V_T}} - 1 \right) $$

ここで熱電圧は次のとおりです。

$$ V_T = \frac{kT}{q} $$

\(k = 1.380649\times10^{-23}\ \text{J/K}\) はボルツマン定数、\(q = 1.602176634\times10^{-19}\ \text{C}\) は電気素量、\(T\) はケルビン単位の温度を表します。300 K のとき \(V_T \approx 0.02585\ \text{V}\)(約 25.85 mV)となります。順方向バイアスでは指数項が支配的となり、電圧の上昇とともに電流が急激に増加します。一方、逆方向バイアスでは方程式は \(-I_S\) に近づきます。

しきい値電圧を超えると急激に立ち上がるダイオードの指数関数的I-V曲線
ダイオードのI-V曲線:電流はほぼゼロのまま、順方向電圧とともに指数関数的に増加する。

計算例

\(I_S = 1\times10^{-12}\ \text{A}\)、\(V = 0.7\ \text{V}\)、\(n = 1\)、\(T = 300\ \text{K}\) の場合:

$$ V_T = \frac{1.380649\times10^{-23} \times 300}{1.602176634\times10^{-19}} \approx 0.025852\ \text{V} $$

続いて \(\frac{V}{n\,V_T} \approx 27.08\)、\(e^{27.08} \approx 5.78\times10^{11}\) なので、

$$ I \approx 1\times10^{-12} \times 5.78\times10^{11} \approx 0.578\ \text{A} $$

と求まります。

よくある質問(FAQ)

理想係数 n とは何ですか? 再結合などの非理想的な効果を考慮するための係数です。拡散が支配的な理想ダイオードでは \(n = 1\) となり、再結合が支配的な接合では 2 に近づきます。

なぜ温度が重要なのですか? 温度が高くなると熱電圧 \(V_T\) が大きくなり、さらに \(I_S\) が劇的に増加します。そのため、ダイオードの特性は温度に大きく依存します。

逆方向バイアスでは何が起こりますか? \(V\) が負で絶対値が大きい場合、指数項はほぼゼロになり、電流は約 \(-I_S\) で飽和します。

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