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公式

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結果

熱応力
120
MPa(メガパスカル)
キロパスカル(kPa)換算 120,000 kPa
計算式 σ = E · α · ΔT

熱応力とは?

材料は加熱されると膨張し、冷却されると収縮しようとします。ところが、この変形が妨げられると——たとえば鋼製のはりが2つの壁の間にしっかり固定されている場合——自由なひずみの代わりに内部に応力がたまっていきます。これが熱応力です。その大きさはときにレールを座屈させ、コンクリートにひびを入れ、配管の継手を破損させるほどになります。このツールでは、完全に拘束された部材に生じる応力を3つの入力値から見積もります。

2つの剛体壁の間に拘束された金属棒が加熱され内部に圧縮応力が生じる様子
完全に拘束された棒は加熱しても膨張できないため、内部に圧縮熱応力が生じます。

使い方

材料のヤング率(E)をギガパスカル(GPa)、線膨張係数(α)を ×10⁻⁶/℃ の単位、温度変化(ΔT)を ℃ で入力してください。結果はメガパスカル(MPa)で表示されます。拘束された部材で \(\Delta T\) が正(加熱)の場合は圧縮応力が、冷却の場合は引張応力が生じます。符号にかかわらず、応力の大きさは同じです。

計算式の解説

基礎となる式は $$\sigma = E \cdot \alpha \cdot \Delta T$$ です。自由な熱ひずみは \(\varepsilon = \alpha \cdot \Delta T\) で表されます。完全に拘束されると、このひずみはフックの法則 \(\sigma = E \cdot \varepsilon\) によってすべて応力へと変換され、\(\sigma = E \cdot \alpha \cdot \Delta T\) が得られます。このツールでは、計算の前に E を GPa から MPa へ(×1000)、α を ×10⁻⁶ から基本単位へ換算してから掛け合わせるため、答えは MPa 単位で得られます。次の式が用いられます:

$$\sigma = \left(1000 \times \text{E (GPa)}\right) \times \left(\alpha \times 10^{-6}\right) \times \Delta T\ (^\circ\text{C})$$

熱応力がヤング率×膨張係数×温度変化に等しいことを示す図
熱応力σは、ヤング率E、膨張係数α、温度変化ΔTの積です。

計算例

構造用鋼の場合:\(E = 200\ \text{GPa}\)、\(\alpha = 12 \times 10^{-6}/^\circ\text{C}\)、\(\Delta T = 50\ ^\circ\text{C}\) とすると、$$\sigma = 200{,}000\ \text{MPa} \times 0.000012 \times 50 = 120\ \text{MPa}$$ となります。完全に固定された鋼棒で 50 ℃ の温度変化があると、約 120 MPa の応力が発生します。これは一般的な降伏強さのかなりの割合に相当し、伸縮継手(エキスパンションジョイント)が設けられる理由でもあります。

よくある質問

部材の長さは関係しますか? いいえ。完全に拘束された部材では、応力は E、α、ΔT のみで決まり、長さは式から消去されます。長さは自由膨張量には影響しますが、拘束時の応力には影響しません。

部分的にしか拘束されていない場合は? その場合、妨げられたひずみの分だけが応力に変わるため、実際の応力はこの最大値よりも小さくなります。

結果は圧縮ですか、引張ですか? 拘束された部材を加熱すると圧縮、冷却すると引張になります。このツールでは応力の大きさ(絶対値)を表示します。

最終更新: