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公式

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結果

上方管理限界(UCL)
65
中心線 ± k・σ で求める管理図の管理限界
中心線(平均) 50
上方管理限界(UCL) 65
下方管理限界(LCL) 35

上方管理限界(UCL)とは?

上方管理限界(UCL:Upper Control Limit)とは、統計的工程管理(SPC)の管理図において、工程の測定値が「管理状態にある(in control)」とみなせる上限値のことです。下方管理限界(LCL)と中心線(工程平均)と合わせて、安定し予測可能な工程が動くべき範囲を定めます。これらの限界線を外れた点は、偶然原因ではない「異常原因(特殊要因)によるばらつき」を示すサインであり、原因を調査すべき対象となります。

中心線、上方・下方管理限界、およびプロットされたデータ点を含む管理図
中心線(平均)と上方・下方管理限界を示した管理図。

この計算ツールの使い方

次の3つの値を入力してください。工程平均(x̄:サンプルの平均値)、標準偏差(\(\sigma\):データのばらつき)、そしてシグマ係数(\(k\))です。シューハート管理図では古くから \(k = 3\) が用いられ、正規分布するデータの約99.7%をカバーします。入力すると、UCL・LCL・中心線が即座に表示されます。

計算式の解説

管理限界は次の式で求めます。

$$\begin{gathered} \text{UCL} = \text{Mean} + k \cdot \sigma \\[1em] \text{LCL} = \text{Mean} - k \cdot \sigma \end{gathered}$$

\(k = 3\) のとき、限界線は平均から標準偏差3つ分の位置に引かれます。\(k\) を小さくする(例えば2)と限界が狭まり、アラームが出やすくなります。逆に \(k\) を大きくすると限界は緩くなります。なお、実務では \(\sigma\) に個々の測定値の標準偏差ではなく、群(サブグループ)平均の標準偏差を使う場合もあります。お使いの管理図の種類に合った \(\sigma\) を入力するよう注意してください。

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中央に平均、±kシグマの位置にUCLとLCLを示す帯がある数直線
UCLとLCLは、工程平均の上下にk標準偏差の位置にあります。

計算例

ある充填ラインの平均充填量が 50 mL、標準偏差が 5 mL、\(k = 3\) だとします。このとき $$\text{UCL} = 50 + 3 \times 5 = 65 \text{ mL}$$ $$\text{LCL} = 50 - 3 \times 5 = 35 \text{ mL}$$ となります。測定値が 65 mL を超える、または 35 mL を下回るボトルは管理外(異常)と判断され、注意対象として抽出すべきです。

よくある質問(FAQ)

なぜ \(k\) は通常 3 なのですか? 3シグマ限界は、検出力(感度)と誤報のバランスが良いためです。管理状態にある点の約99.73%がこの範囲に収まるので、本当に何かが変化したのでなければ限界を外れる点はほとんど出ません。

LCL がマイナスになることはありますか? 数式上はあり得ます。ただし、不良数のように負の値を取り得ない計数値や測定値の場合、LCL は通常 0 に切り捨てて扱います。

この計算はどの管理図に使えますか? 「平均 ± \(k \cdot \sigma\)」という同じ考え方は、X̄管理図、個別値管理図(I-MR)など、多くのシューハート管理図の基礎になっています。違うのは \(\sigma\) の推定方法だけです。

最終更新: