Airbnbの稼働率(占有率)とは?
稼働率とは、貸し出し可能だった日数のうち、実際にどれだけ予約が入ったかを表す指標です。売上に直結し、リスティングへの需要を映し出すため、Airbnbや民泊・バケーションレンタルのホストにとって最も重要なKPIのひとつといえます。稼働率が高いほど、強気の価格設定がしやすく、検索での露出も伸び、物件の収益性が高まる傾向があります。
この計算ツールの使い方
対象期間における予約済み(稼働した)日数と提供可能日数を入力してください。期間は1か月(30日)や1年(365日)で計算するのが一般的です。さらに平均日次単価(ADR)を入力すれば、推定売上も試算できます。ツールは稼働率(%)と、その期間の予想収入を自動で算出します。
計算式の解説
基本となる計算は、予約日数を提供可能日数で割るだけです。
$$\text{Occupancy} = \frac{\text{Booked Nights}}{\text{Available Nights}} \times 100\%$$ここで \(\text{Booked Nights}\)=実際に予約が入った日数、\(\text{Available Nights}\)=予約を受け付けていた日数(自己利用日やメンテナンス日を除外した後の日数)を指します。売上は \(\text{Revenue} = \text{Booked Nights} \times \text{ADR}\) で推定します。
計算例
たとえば、30日間の1か月のうち20泊の予約が入り、平均日次単価が120だったとします。
$$\text{Occupancy} = \frac{20}{30} \times 100\% = 66.67\%$$$$\text{Revenue} = 20 \times 120 = 2{,}400$$この物件は約67%の稼働率で稼働し、その月の売上はおよそ2,400だったことになります。
主要用語の定義
- 予約泊数
- 所定期間にゲストが実際に予約し支払った総泊数。3泊連泊は予約泊数3泊とカウントされます。これは稼働率計算式の分子です。
- 利用可能泊数
- 所定期間中にリスティングが予約受付可能だった泊数—つまり、ブロック、ホストによる予約、またはカレンダーから削除されていない泊数です。これは稼働率計算式の分母です。利用可能泊数を減らす(日付をブロックする)ことで、同じ数の予約に対して稼働率のパーセンテージが上昇します。
- 稼働率
- 予約された利用可能泊数の割合で、パーセンテージで表されます:\(\text{稼働率} = \frac{\text{予約泊数}}{\text{利用可能泊数}} \times 100\%\)。稼働率が高いほど、カレンダーがより効率的に埋まっていることを意味しますが、それ自体は価格設定や利益を反映していません。
- ADR(平均日次料金)
- 予約泊あたりの平均料金で、総客室収益を予約泊数で割ることで算出されます。ADRは稼働率から価格設定パフォーマンスを分離するため、稼働率が同じ2人のホストでも、ADRによっては大きく異なる収益を得ることができます。
- RevPAN(利用可能泊あたり収益)
- ADRに稼働率を乗じた値、または利用可能泊数で割った総収益に相当する統合パフォーマンス指標です。RevPANはカレンダー埋め率と価格設定の両方に報酬を与えるため、単に日付をブロックして数値を操作するのが困難です。これはホテル業界のRevPARに相当する短期賃貸の指標です。
- ブロック済み日付
- ホストがオーナー利用、メンテナンス、最小連泊日数の隙間、または個人利用のために手動で利用不可としてマークした泊数です。ブロック済み日付は利用可能泊数から除外されるため、稼働率およびRevPAN計算に影響を与え、意図的に追跡すべきです。
よくある質問(FAQ)
Airbnbの稼働率はどのくらいが理想ですか? 市場によって大きく異なりますが、成功しているリスティングの多くは年間で65〜75%を目標にしています。リゾート地と都市部では水準がまったく違うため、必ず近隣の同種リスティングと比較しましょう。
ブロックした日数も数えるべきですか? いいえ。実際にゲストへ提供可能だった日数だけを数えてください。自己利用日をブロックすると提供可能日数が減り、より実態に近い稼働率が得られます。
稼働率だけで収益性はわかりますか? いいえ。ADRやRevPAN(提供可能1泊あたりの売上)と組み合わせて見る必要があります。単価の低い高稼働は、単価の高い中程度の稼働より売上が少なくなることもあります。