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公式

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結果

回折角(θ)
19.2688°
回折極大が現れる角度
sin(θ) 0.33
スリット間隔 d(nm) 1,666.67

回折格子とは?

回折格子とは、等間隔に並んだ多数の平行なスリットや溝をもつ光学素子です。光が通過(または反射)すると波が干渉し合い、特定の角度に鋭い明るいピーク(極大)が現れます。この計算ツールは回折格子の式 \(d\cdot\sin\theta = m\cdot\lambda\) を用いて、ある波長の光が指定した次数 m に回折される角度 θ を求めます。あらゆる波長・格子密度に対応するため、世界共通で利用でき、国ごとのルールに左右されることはありません。

等間隔のスリットを持つ格子に当たり、複数の回折次数に分かれる光線
回折格子は入射光を離散的な次数に分ける。

使い方

まず、1ミリメートルあたりの本数(格子に印字されている代表的な仕様で、例:600 lines/mm)で格子密度を入力します。次に光の波長をナノメートル単位で、回折次数 m(1なら一次の明線、2なら二次、以降同様)を入力してください。本ツールは lines/mm をスリット間隔 d に換算し、θ を計算します。物理的にあり得ない組み合わせ、つまり \(m\cdot\lambda/d\) が 1 を超える場合は、回折の極大が存在しないことをお知らせします。

計算式の解説

スリット間隔は \(d = 1 /(\text{1メートルあたりの本数})\) で求まります。隣り合うスリットを通った光の経路差は \(d\cdot\sin\theta\) です。経路差が波長の整数倍に等しいとき、強め合う干渉(明線)が起こります:

$$d\cdot\sin\theta = m\cdot\lambda$$

これを変形すると

$$\theta = \arcsin\!\left( \frac{m\,\lambda}{d} \right)$$

となります。次数が大きいほど、また波長が長いほど光は大きな角度に曲がります。これが、回折格子が白色光をスペクトルに分ける理由です。

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隣接する2つのスリットの幾何配置。スリット間隔d、回折角シータ、光路差を示す
隣り合うスリット間の光路差は \(d\cdot\sin\theta\) に等しい。

計算例

600 lines/mm の格子では、\(d = 1/600\ \text{mm} = 1666.67\ \text{nm}\) となります。波長 \(\lambda = 550\ \text{nm}\) の緑色光を一次(m = 1)で考えると、

$$\sin\theta = \frac{1 \times 550}{1666.67} = 0.33$$

となり、\(\theta = \arcsin(0.33) \approx 19.27^\circ\) です。

よくある質問

「極大が存在しません」と表示されたら? これは \(m\cdot\lambda/d > 1\) を意味します。\(\sin\theta\) は 1 を超えられないため、数学的に成立しません。次数を下げるか、1mmあたりの本数が少ない格子を使ってください。

なぜ lines/mm を間隔に換算するのですか? 式に必要なのはスリット間の実際の距離 d であり、これは線密度の逆数だからです。

反射型の回折格子にも使えますか? はい。垂直入射の場合、透過型でも反射型でも同じ式が成り立ちます。

最終更新: