MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

自己資本利益率(ROE)
25%
デュポン3ステップ分解による算出
構成要素 数値
売上高純利益率 10%
総資産回転率 1.25×
財務レバレッジ(自己資本乗数)

デュポン分析とは?

デュポン分析とは、ROE(自己資本利益率)を「収益性」「効率性」「レバレッジ」という3つの要因に分解して捉えるフレームワークです。1920年代に米デュポン社が考案したもので、ROEという1つのパーセンテージを示すだけでなく、その数値がなぜ高い(あるいは低い)のかを明らかにできる点が特徴です。3ステップ・モデルでは、売上高純利益率・総資産回転率・財務レバレッジ(自己資本乗数)の3つを掛け合わせてROEを再構成します。

この計算ツールの使い方

企業の財務諸表から、次の4つの数値を入力します。損益計算書(P/L)からは「当期純利益」と「売上高」、貸借対照表(B/S)からは「総資産」と「自己資本」です。入力すると、ROEがパーセンテージで表示されるとともに、3つの構成要素もそれぞれ算出されるため、何が利益率を押し上げて(あるいは押し下げて)いるのかがひと目で分かります。

計算式の解説

$$\text{ROE} = \underbrace{\frac{\text{当期純利益}}{\text{売上高}}}_{\text{売上高純利益率}} \times \underbrace{\frac{\text{売上高}}{\text{総資産}}}_{\text{総資産回転率}} \times \underbrace{\frac{\text{総資産}}{\text{自己資本}}}_{\text{財務レバレッジ}}$$1つ目の項は売上高純利益率(売上1単位あたりどれだけ利益を生むか)、2つ目は総資産回転率(資産をどれだけ効率よく売上に変えているか)、3つ目は財務レバレッジ(自己資本乗数)を表します。式の上では「売上高」と「総資産」が約分されて消え、最終的に「当期純利益 ÷ 自己資本」、すなわちROEそのものの定義に一致します。

ROEを利益率・資産回転率・財務レバレッジという3つの掛け合わせ要素に分解した図
3ステップのデュポン・モデルは、ROEを利益率・資産回転率・財務レバレッジに分解します。

計算例

当期純利益 = 500,000ドル、売上高 = 5,000,000ドル、総資産 = 4,000,000ドル、自己資本 = 2,000,000ドルとします。売上高純利益率 = \(500{,}000 \div 5{,}000{,}000 = 10\%\)。総資産回転率 = \(5{,}000{,}000 \div 4{,}000{,}000 = 1.25\) 回。財務レバレッジ = \(4{,}000{,}000 \div 2{,}000{,}000 = 2.0\) 倍。したがって $$\text{ROE} = 0.10 \times 1.25 \times 2.0 = 0.25 = 25\%$$ となります。

3つの指標が掛け合わさって自己資本利益率を生み出す様子を示した棒グラフ
利益率・回転率・レバレッジの各要素が掛け合わさって、最終的なROEを生み出します。

よくある質問(FAQ)

なぜROEはROA(総資産利益率)より高くなるのですか? 総資産が自己資本を上回るとき、財務レバレッジ(自己資本乗数)がリターンを増幅させるためです。負債を増やすほどROEは高まりますが、その分リスクも高まります。

ROEはどのくらいあれば良いのですか? 投資家の多くは15〜20%以上を目安としますが、資本集約度は業種によって大きく異なるため、必ず同業種内で比較しましょう。

期中平均と期末、どちらの残高を使うべきですか? 精度を重視するなら、平均総資産・平均自己資本(期首+期末を2で割った値)を使うのが望ましいです。本ツールは入力された残高の数値をそのまま用いて計算します。

最終更新: