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公式

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結果

誤差関数 erf(x)
0.842701
無次元(−1〜1)
相補誤差関数 erfc(x) 0.157299

誤差関数とは?

誤差関数(erf(x)と表記)は、確率論や統計学をはじめ、拡散現象や熱伝導の理論など幅広い分野に登場する特殊関数です。ガウス分布(釣鐘型の曲線)を0からxまで積分した値を2倍し、\(\operatorname{erf}(\infty) = 1\)となるように正規化したものとして定義されます。これと密接に関係するのが相補誤差関数 \(\operatorname{erfc}(x) = 1 - \operatorname{erf}(x)\) で、こちらは分布の裾(テール)の面積を表します。

中央部が塗りつぶされた釣鐘型のガウス曲線。誤差関数の積分を表す
誤差関数は、0からxまでのスケールされたガウス曲線の下の面積に等しい。

この計算ツールの使い方

任意の実数xを入力すると、erf(x)とerfc(x)の両方が表示されます。erfは奇関数(\(\operatorname{erf}(-x) = -\operatorname{erf}(x)\))なので、正の値も負の値もそのまま計算できます。結果は無次元の値で、必ず−1から1の範囲に収まります。

計算式の解説

誤差関数には初等関数による閉じた形の表現が存在しないため、数値的に求める必要があります。本ツールでは、定番として知られるアブラモウィッツ&ステグンの有理多項式近似式7.1.26を採用しています。まず \(\tau = 1/(1 + px)\) と置き、ここで \(p = 0.3275911\)、係数は \(a_1 = 0.254829592\)、\(a_2 = -0.284496736\)、\(a_3 = 1.421413741\)、\(a_4 = -1.453152027\)、\(a_5 = 1.061405429\) です。これを用いて $$\operatorname{erf}(x) \approx 1 - (a_1\tau + a_2\tau^2 + a_3\tau^3 + a_4\tau^4 + a_5\tau^5)\cdot e^{-x^2}$$ と計算します。この近似の最大絶対誤差はおよそ \(1.5 \times 10^{-7}\) で、ほとんどの工学的用途には十分な精度です。

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2本のS字曲線。erfは-1から1へ上昇し、erfcは2から0へ下降する
erf(x)は-1から1まで変化し、\(\operatorname{erfc}(x) = 1 - \operatorname{erf}(x)\)は2から0へ減少する。

計算例

x = 1 の場合:$$\tau = \frac{1}{1 + 0.3275911} \approx 0.753139$$ となります。この値で多項式を計算し、\(e^{-1}\) を掛けると \(\operatorname{erf}(1) \approx 0.842701\) が得られ、真の値 \(0.8427008\) とよく一致します。相補誤差関数の値は \(\operatorname{erfc}(1) \approx 0.157299\) です。

よくある質問(FAQ)

erf(x)の取りうる範囲は? \(x \to -\infty\) で −1、\(x \to +\infty\) で +1 の範囲をとり、x = 0 のとき 0 を通ります。

結果の精度はどれくらい? この近似はおよそ小数点以下7桁まで正確です(誤差 < 1.5e-7)。

erfcは何に使われる? 相補誤差関数は、裾確率の計算、通信におけるビット誤り率(BER)、拡散方程式の解などでよく用いられます。

最終更新: