この計算ツールでわかること
このツールは、喫煙者がニコチンにどれだけ身体的に依存しているかを判定します。用いているのは、Karl-Olov Fagerstrom 氏が1978年に学術誌『Addictive Behaviors』で発表した古典的な8項目の「ファガストローム依存度テスト(Fagerstrom Tolerance Questionnaire/FTQ)」です。喫煙習慣に関する8つの簡単な質問に答えると、各回答の点数が合計され、0〜11点の依存度スコアが算出されます。世界共通のスクリーニング指標であり、特定の国の制度に依存するものではありません。
使い方
8つの質問それぞれについて、自分に最も当てはまる選択肢を1つ選び、合計点を確認してください。各回答のうしろのカッコ内の数字が、その回答で加算される点数です。合計点が高いほど身体的な依存が強く、サポートなしで禁煙するのが難しい傾向にあります。回答を選ばないままにした項目は、自動的にデフォルト(最も依存度が高い)回答として扱われます。
計算式の解説
スコアは単純な足し算で求めます。$$\text{合計} = \text{問1} + \text{問2} + \text{問3} + \text{問4} + \text{問5} + \text{問6} + \text{問7} + \text{問8}$$。最小値は0点、最大値は11点(\(1+1+1+2+1+2+1+2\))です。結果は次の3段階に分類されます。低い(0〜3点)=身体的には禁煙しやすいものの、心理的な依存が強いタイプ。中くらい(4〜6点)=禁煙後も喫煙欲求が残りやすく、強い意志が必要なタイプ。高い(7〜11点)=禁煙に最も努力を要しますが、離脱症状(禁断症状)は一時的なものです。
計算例
あるヘビースモーカーが次のように選んだとします。起床後30分以内に最初の1本(1点)、最もやめたくないのは朝の1本(1点)、最もよく吸うのは午前中(1点)、ニコチン量1.3mg以上のたばこを吸う(2点)、禁煙場所でも我慢できない(1点)、1日26本以上(2点)、病気のときも吸う(1点)、いつも肺まで吸い込む(2点)。合計は $$1+1+1+2+1+2+1+2 = 11$$ 点となり、「高い」に分類されます。
よくある質問
これは最新版のFTNDテストと同じものですか?いいえ。これは旧来の8項目版(FTQ)です。最新の6項目版「ニコチン依存度テスト(Fagerstrom Test for Nicotine Dependence/FTND)」では、ニコチン含有量と午前・午後の項目が削除されています。両者のスコアを直接比較することはできません。
スコアは医学的に何を意味しますか?あくまで身体的依存の度合いを示すおおよその目安であり、禁煙の進め方を考える参考にするためのものです。診断ではありません。スコアが高い場合は、ニコチン代替療法や専門家のサポートが役立つ可能性があります。
医師に相談すべきですか?禁煙を希望するなら、ぜひ相談してください。この結果は情報提供を目的としたものであり、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。