不眠重症度指数(ISI)とは?
不眠重症度指数(Insomnia Severity Index:ISI)は、不眠の性質・重症度・生活への影響を測るために広く使われている7項目の自己評価式アンケートです。各項目を0〜4点で評価し、合計0〜28点のスコアを算出します。研究や臨床の現場で、不眠のスクリーニングや治療経過の追跡に活用されています。本ツールはあくまで教育・スクリーニングを目的とした補助ツールであり、医療専門家による診察に代わるものではありません。
この計算ツールの使い方
過去2週間のご自身の状態をふり返りながら、7つの質問にそれぞれ回答してください。最初の3項目は「寝つきの悪さ」「途中で目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」の重症度を評価します。残りの項目では、睡眠への満足度、周囲から見た問題の目立ちやすさ、不安や悩みの程度、そして睡眠の問題が日常生活にどれだけ支障をきたしているかを評価します。最も当てはまる選択肢を選び、送信すると合計スコアとその判定結果が表示されます。
計算式の解説
ISIの合計点は、7項目すべての点数を単純に足し合わせたものです。$$\text{ISI} = \text{Q1} + \text{Q2} + \text{Q3} + \text{Q4} + \text{Q5} + \text{Q6} + \text{Q7}$$各項目は0〜4点の範囲なので、最小は0点、最大は28点となります。標準的なカットオフ値は次のとおりです。0〜7点=臨床的に問題となる不眠なし、8〜14点=閾値下の不眠、15〜21点=中等度の臨床的不眠、22〜28点=重度の臨床的不眠。
計算例
たとえば、ある人が「3, 2, 2, 3, 2, 3, 3」と回答したとします。合計は $$3 + 2 + 2 + 3 + 2 + 3 + 3 = 18$$ となります。18点は15〜21点の区分に入り、中等度の臨床的不眠を示しています。
よくある質問(FAQ)
スコアが高いと診断が確定するのですか? いいえ。ISIはあくまでスクリーニング用の評価ツールです。不眠症の診断ができるのは医師などの専門家だけです。
どの期間を思い浮かべればよいですか? 標準的なISIでは、過去2週間の状態について尋ねます。
どのくらいスコアが変われば意味があるのですか? 研究では、約6点以上の低下が臨床的に意味のある改善と見なされることが多いです。