この計算ツールでできること(日本国内向け)
本ツールは日本国内の制度を対象としています。全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入している従業員の社会保険料を試算します。対象は、健康保険(けんこうほけん)、介護保険(かいごほけん)、子ども・子育て拠出金(こども・こそだてきょしゅつきん)、そして令和8年度(2026年度)から新たに導入される子ども・子育て支援金です。健康保険料率は都道府県・年度ごとに定められており、介護保険料率と子ども・子育て拠出金率は全国一律です。本ページは令和4年度〜令和8年度(2022年度〜2026年度)に対応しています。初期表示の数値は東京都・令和4年度の例示であり、実際の計算では必ずお住まい・勤務先の都道府県と該当年度の公式料率をご確認ください。
使い方
まず年度、年齢区分、そして対象金額が「給与(月額)」か「賞与」かを選びます。次に標準報酬月額(または賞与額)を円単位で入力し、都道府県を選択して料率を確認します(健康保険料率は都道府県ごとに異なります)。あとは各保険料の合計と、従業員・事業主それぞれの負担額が自動で表示されます。
計算式の解説
標準報酬を \(S\)、各料率を小数で表すと、健康保険料 \(= S \times \text{健康保険料率}\)、介護保険料 \(= S \times \text{介護保険料率}\)(「40歳以上65歳未満」の区分のみ対象)、子ども・子育て拠出金 \(= S \times \text{拠出金率}\)、そして令和8年度(2026年度)は支援金 \(= S \times \text{支援金率}\) となります。
$$\text{合計} = S \cdot \left( h + c + r + s \right)$$健康保険料と介護保険料は労使で50対50に折半されるため、従業員はその半額を負担します。一方、子ども・子育て拠出金と支援金は全額が事業主負担であり、従業員が負担することはありません。
計算例
東京都・令和4年度、年齢区分「40歳以上65歳未満」、給与、\(S = 356{,}000\)円、健康保険料率9.81%、介護保険料率1.64%、子ども・子育て拠出金率0.36%の場合。
$$\text{健康保険料} = 356{,}000 \times 0.0981 = 34{,}924 \text{円}$$$$\text{介護保険料} = 356{,}000 \times 0.0164 = 5{,}838 \text{円}$$子ども・子育て拠出金 \(= 1{,}282\)円、合計 \(= 42{,}044\)円。従業員の健康保険負担 \(= 17{,}462\)円、介護保険負担 \(= 2{,}919\)円、従業員合計 \(= 20{,}381\)円、事業主負担 \(= 21{,}663\)円となります。
よくある質問(FAQ)
介護保険料が0円になるのはなぜ? 介護保険料は、40歳以上65歳未満の第2号被保険者のみが対象です。40歳未満、65歳以上、70歳以上の方は本ツールでは介護保険料がかかりません。
給与明細と1円ずれることがあるのはなぜ? 協会けんぽの公式計算では、端数処理に「五捨六入(50銭以下切り捨て・50銭超切り上げ)」のルールが用いられ、報酬は標準報酬月額の等級表に当てはめられます。本ツールは仕組みを簡略化して再現しているため、1円単位で四捨五入しています。
支援金とは何ですか? 令和8年度(2026年度)から始まる全国一律の子ども・子育て支援金で、全額が事業主負担となります。