MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

磁束密度(磁場の強さ)
2E-6 テスラ(T)
This is the strength of the magnetic field at a distance of 0.1 m from a wire carrying a current of 1 A.
電流を入力 1 A
距離を入力 0.1 m

このツールでできること

このツールは、電流が流れる長い直線状の導線のまわりにできる磁場(磁束密度B)を計算します。導線に電流が流れると、導線を取り巻くように円形の磁場が生まれます。その強さは「流れる電流の大きさ」と「導線からどれだけ離れた地点で測るか」によって決まります。これは古典電磁気学の基本的な結果であり、特定の国の制度などには左右されず、世界中どこでも成り立つ物理法則です。

電流が流れる直線導線と同心円状の磁力線、右ねじの法則
磁力線は電流の流れる直線導線の周りに同心円を描きます。

入力する値

  • 電流(A) ― 導線に流れる電流の大きさ(単位:アンペア)。電流が大きいほど磁場も強くなります。
  • 距離(m) ― 導線の中心から、磁場Bを知りたい地点までの垂直距離(単位:メートル)。導線から離れるほど磁場は弱くなります。

計算式の解説

このツールでは、無限に長い直線電流に対するアンペールの法則を用います。

$$B = \frac{\mu_0 \cdot \text{Current (A)}}{2\pi \cdot \text{Radius (m)}} = \frac{2 \times 10^{-7} \cdot I}{r}$$

ここで \(\mu_0\) は真空の透磁率で、\(4\pi \times 10^{-7}\ \text{T}\cdot\text{m/A}\) です。この定数を代入すると、式は「\(2 \times 10^{-7} \times\) 電流 \(\div\) 距離」とシンプルになります。結果の磁束密度Bはテスラ(T)で求められます。式からわかるように、磁場は電流に比例し、距離に反比例します。つまり電流を2倍にすればBも2倍に、距離を2倍にすればBは半分になります。

広告
導線からの距離が大きくなるほど磁場が弱くなる様子を示す図
磁場の強さBは導線からの距離rに反比例します。

計算例

導線に 10 A の電流が流れていて、そこから 0.05 m(5 cm)離れた地点での磁場を求めてみましょう。

  • \(B = \dfrac{4\pi \times 10^{-7} \times 10}{2\pi \times 0.05}\)
  • \(B = \dfrac{2 \times 10^{-7} \times 10}{0.05}\)
  • \(B = \dfrac{2 \times 10^{-6}}{0.05} = 4 \times 10^{-5}\ \text{T}\)

つまり磁束密度はおよそ 0.00004 テスラ、すなわち 40 マイクロテスラです。これは地球の自然な磁場(地磁気)とほぼ同じくらいの大きさです。

よくある質問

なぜ磁場は距離の2乗ではなく、距離に反比例して弱くなるのですか? 長い直線電流の場合、磁場Bは \(1/r\)(距離に対して反比例・線形)で弱くなります。点電荷や磁気双極子が距離の2乗・3乗に反比例するのとは異なります。

どの単位を使えばよいですか? 電流はアンペア(A)、距離はメートル(m)で入力してください。結果はテスラ(T)で表示されます。マイクロテスラに換算するには1,000,000倍、ガウスに換算するには10,000倍してください。

短い導線やコイルにも使えますか? いいえ。この式は「実質的に無限に長い直線状の導線」を前提としています。コイル・ループ・ソレノイドなどは形状が異なるため、別の式が必要になります。

最終更新: