RPM→線速度計算ツールとは?
このツールは、1分あたりの回転数(RPM)で表される回転速度を、回転体の外周上の点が進む線速度(周速度)に換算します。タイヤやプーリー、コンベアローラー、研削砥石、旋盤、CNC工具など、表面が実際にどのくらいの速さで動いているかを知りたい場面で広く使われています。計算の根拠は普遍的な物理法則であり、単位系をそろえればどんな単位でも成り立ちます。
使い方
まず回転体の直径を入力し、単位(m、cm、mm、インチ、フィート)を選びます。続いて回転速度をRPMで入力してください。計算ツールは線速度を毎秒メートル(m/s)で表示するほか、m/min・km/h・ft/min・mphへの換算値、さらに円周も合わせて算出します。
計算式の解説
回転体は1回転ごとに円周1周分の距離を進みます。円周は \(\pi \times D\) です。これに1分あたりの回転数を掛けると、1分間に進む距離が求まります(\(v = \pi \times D \times \text{RPM}\))。$$v = \frac{\pi \cdot \text{Diameter (m)} \cdot \text{RPM}}{60}$$ さらに60で割れば、1秒あたりの距離に換算できます。なお、すべての出力単位をそろえるため、直径は内部でいったんメートルに変換してから計算しています。
計算例
直径0.5 mのホイールが1000 RPMで回転している場合を考えます。円周 = \(\pi \times 0.5 \approx 1.5708\) m。1分あたりの速度 = \(1.5708 \times 1000 = 1570.8\) m/min。1秒あたりでは \(1570.8 \div 60 \approx 26.18\) m/s となり、これは約94.25 km/hに相当します。
よくある質問
直径と半径、どちらを入力すればよいですか? 直径を使ってください。半径しかわからない場合は、先に2倍してから入力します。
これは加工分野でいう周速度(SFM)と同じですか? はい。機械加工では、ft/minの値がSurface Feet per Minute(SFM=毎分表面フィート)に対応します。
スリップ(滑り)は考慮されますか? いいえ。滑りのない剛体表面を前提とした、理論上の理想速度として計算しています。