税込価格の内訳とは?
表示価格にすでに消費税(海外でのVATやGSTを含む)が含まれている場合、レジで目にする金額は税込(グロス)価格です。税込価格の内訳計算は、この流れを逆にたどります。つまり、税込価格を税抜(本体)価格と消費税分に分解するのです。これは帳簿付け、請求書の発行、経費精算、仕入税額控除(インボイス対応)などに欠かせません。
使い方
請求された税込価格(すべて込みの金額)をそのまま入力し、適用される税率をパーセントで入力します。すると、税抜の本体価格と、合計に含まれている消費税額がその場で表示されます。日本の消費税はもちろん、米国のセールスタックス、EUのVAT、各国のGSTなど、パーセント方式の間接税であればどれにも対応できます。
計算式の解説
消費税は税抜価格に上乗せされるため、税込価格は「税抜価格 ×(1 + 税率÷100)」で求められます。これを逆算するときは、引き算ではなく割り算を使います。
$$\text{税抜価格} = \frac{\text{税込価格}}{1 + \dfrac{\text{税率(\%)}}{100}}$$ そして $$\text{税額} = \text{税込価格} - \text{税抜価格}$$ です。よくある間違いは、税込価格にそのまま税率%を掛けてしまうこと。これだと税額が多めに出てしまいます。税率は税込価格ではなく、税抜価格にかかるためです。
計算例
たとえば、税率8%の商品が税込108.00だったとします。税抜価格は $$108 \div (1 + 0.08) = 108 \div 1.08 = 100.00$$ 税額は \(108 - 100 = 8.00\) です。税抜価格100の8%がちょうど8になり、内訳が正しいことが確認できます。
よくある質問
税込価格に8%を掛けてはいけないの? その方法では8.64になってしまい、誤りです。消費税は税抜価格を基準に計算されるため、まず税込価格を1.08で割る必要があります。
VATやGSTにも使えますか? はい。税抜価格に上乗せされる単一税率のパーセント方式の税であれば、計算方法はまったく同じです。
税率が0%のときは? 税抜価格は税込価格と等しくなり、税額はゼロになります。この計算式なら問題なく処理できます。