英国キャピタルゲイン税(CGT)計算ツールとは?
このツールは英国(イギリス)の制度に基づいています。キャピタルゲイン税(Capital Gains Tax/CGT)は、株式・セカンドハウス(投資用不動産)・その他の投資資産などを購入時より高い価格で売却・処分した際に、その値上がり益(キャピタルゲイン)に対して課される税金です。本ツールでは、譲渡益から年間非課税枠を差し引いたうえで、納めるべきCGTを試算できます。計算は2026/27年度のルールに準拠しており、年間非課税枠は£3,000、これを超える譲渡益に対しては、住宅用不動産・その他の資産のいずれも18%(基本税率帯)または24%(高位・追加税率帯)の税率が適用されます。なお、日本にはこれと同一の制度はなく、日本の譲渡所得税(株式や不動産の譲渡益に対する課税)とは税率や非課税枠の仕組みが大きく異なる点にご注意ください。
使い方
その年の譲渡益の合計、年間非課税枠(2026/27年度は£3,000)を入力し、ご自身の課税所得が基本税率帯と高位税率帯のどちらに該当するかを選択したうえで、資産の種類を選びます。本ツールが自動で非課税枠を差し引き、該当する税率を適用して、納税額と税引後の手取り額を表示します。
計算式の解説
基本となる計算式は $$\text{CGT} = \max\!\left(0,\ \text{譲渡益} - \text{年間非課税枠}\right) \times \text{税率}$$ です。max(0, …) は、譲渡益が非課税枠を下回る場合には課税額がゼロになることを意味します。残った課税対象の譲渡益に、ご自身のCGT税率を掛け合わせて算出します。実際には、譲渡益を所得に上乗せしたうえで、どこまでが基本税率帯・高位税率帯に該当するかが判定されますが、本ツールでは手早い概算のために、選択した1つの税率帯のみを使用しています。
計算例
例えば、株式の譲渡で£20,000の利益が出て、年間非課税枠が£3,000、ご自身が高位税率帯の納税者だとします。課税対象の譲渡益は \(£20{,}000 - £3{,}000 = £17{,}000\)。CGTは $$£17{,}000 \times 24\% = £4{,}080$$ となります。税引後の手取り益は \(£20{,}000 - £4{,}080 = £15{,}920\) です。
よくある質問(FAQ)
年間非課税枠は本当に£3,000なのですか? はい、2026/27年度に関してはその通りです。2023/24年度は£6,000、それ以前は£12,300でしたので、必ず最新の非課税枠をご確認ください。
不動産と株式では税率が違うのですか? 2024年10月30日以降は、住宅用不動産もその他の資産も、いずれも18%・24%の同一税率が適用されます。
これはHMRC(英国歳入関税庁)の公式な数値ですか? いいえ、あくまで概算です。実際の納税額は、総所得、繰り越された損失、各種控除(リリーフ)などによって変わります。確定した金額については、HMRCまたは税務アドバイザーにご確認ください。