ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法(DCA)は、価格の変動に関係なく、一定の金額を定期的に投資し続ける投資手法です。たとえば「毎月100ドルずつ」といった具合に、決まった額を機械的に投じていきます。価格が安いときには同じ金額でより多くの株数を買え、価格が高いときには買える株数が少なくなります。これを長期間繰り返すことで値動きのブレが平準化され、最終的な1株あたりの平均取得単価は、支払った価格の単純平均よりも低くなるのが一般的です。なお、本ツールは金額を米ドル($)で例示していますが、計算の仕組みはどの通貨でもそのまま当てはまります。
この計算ツールの使い方
1回あたりに投資する一定額、積立を行う回数、そして各回の1株あたり価格をカンマ区切りで入力してください。ツールは各価格で株を購入したものとして計算し、累計の購入株数と累計の投資額を合計したうえで割り算を行い、本当の意味での平均取得単価を算出します。あわせて価格の単純平均も表示するので、ドルコスト平均法がどれだけ有利に働いたかをひと目で確認できます。
計算式の解説
1株あたりの平均取得単価は、累計投資額を累計購入株数で割って求めます。
$$\text{平均取得単価} = \frac{\text{累計投資額}}{\text{累計購入株数}} = \frac{\text{Amount} \times N}{\displaystyle\sum_{i=1}^{N} \frac{\text{Amount}}{P_i}}$$
各回に買える株数は「その回の投資額 ÷ 価格」で決まるため、価格が安い回ほど多くの株数を積み上げます。その結果、平均取得単価は価格の算術平均(単純平均)よりも下に引き下げられます。これは調和平均の効果と呼ばれるもので、ドルコスト平均法が魅力的とされる理由のひとつです。
具体例で確認
毎回100ドルを、価格10ドル・12.5ドル・8ドル・11ドルの4回にわたって投資したとします。各回の購入株数は
$$10 + 8 + 12.5 + 9.0909 = 39.5909 \text{株}$$
累計投資額は400ドル。平均取得単価は
$$400 \div 39.5909 = \mathbf{10.10} \text{ ドル}$$
となり、価格の単純平均である10.375ドルよりも低く抑えられています。
よくある質問(FAQ)
なぜ平均取得単価が平均価格より低くなるのですか? 一定額で投資すると、価格が安いときほど多くの株数を買えるため、平均が安い購入分に引っ張られて低くなるからです。
手数料や配当は考慮されますか? いいえ。本ツールは手数料・配当を含まない、シンプルな定期購入をモデル化しています。手数料を反映させたい場合は、1回あたりの投資額に手数料分を上乗せして入力してください。
入力した価格の数と回数が一致しない場合はどうなりますか? ツールは有効に入力された価格をすべてカウントします。意図した回数とずれないよう、入力する価格の個数を必ず合わせてください。