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公式

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結果

有効逆流弁口面積(EROA)
0.407
cm²
PISA逆流流量 203.58 mL/s
計算法 PISA法(近位部等流速表面積法)

EROA(PISA法)計算ツールとは?

このツールは、標準的な心エコー手技であるPISA法(近位部等流速表面積法:Proximal Isovelocity Surface Area)を用いて、僧帽弁逆流症における有効逆流弁口面積(EROA:Effective Regurgitant Orifice Area)を推定します。PISA法は、逆流弁口に向かって収束する血流が、同一流速の半球状のシェル(殻)を形成するという原理に基づいています。既知のエイリアシング速度における半球の半径を計測することで、逆流量と弁口面積を定量化できます。本ツールは臨床・教育用であり、循環器専門医や検査技師による専門的な判読に代わるものではありません。

使い方

心エコーで得られた3つの計測値を入力してください。PISA半径(エイリアシング境界から弁口までの距離、単位cm)、エイリアシング速度(カラードプラ上のナイキスト限界、単位cm/s)、そしてMR最大速度(連続波ドプラで計測した僧帽弁逆流ジェットの最大速度、単位cm/s)です。本ツールは逆流流量(mL/s)とEROA(cm²)を算出します。

計算式の解説

半球の表面積は \(2\pi r^{2}\) で表されます。これにエイリアシング速度を掛けると、瞬時流量が求められます:

$$Q = 2\pi r^{2} \times V_{\text{エイリアシング}}$$

流量保存の法則により、同じ量の血流が弁口を通過するため、流量をMRジェットの最大速度で割ることで弁口面積が得られます:

$$\text{EROA} = \frac{Q}{V_{\text{MR最大}}}$$

僧帽弁口における半径rの半球状PISA血流収束ゾーン
PISAの原理:血流は半径rの半球状シェルで逆流口に向かって収束する。

計算例

PISA半径 0.9 cm、エイリアシング速度 40 cm/s、MR最大速度 500 cm/s の場合:

$$Q = 2 \times \pi \times 0.9^{2} \times 40 \approx 203.6 \text{ mL/s}$$

$$\text{EROA} = \frac{203.6}{500} \approx 0.41 \text{ cm}^{2}$$

EROA が 0.40 cm² 以上の場合、一般に重症僧帽弁逆流症が示唆されます。

半径・エイリアシング速度・MRピーク速度からEROAを導く流れ図
各入力値をPISA式で組み合わせ、有効逆流弁口面積を求める。

よくある質問

どのくらいのEROAが重症MRを示しますか? EROA が 0.40 cm² 以上であれば、一般に重症の一次性(器質性)僧帽弁逆流症と判断されます。ただし基準値はガイドラインやMRのタイプによって異なります。

なぜエイリアシング速度を使うのですか? エイリアシング速度は、計測する半球状シェルの流速を規定します。そのため、シェルを通過する流量はシェルの表面積とエイリアシング速度の積に等しくなります。

単位は重要ですか? はい。半径は cm、速度は cm/s で統一してください。これにより流量は mL/s(cm³/s)、EROA は cm² で得られます。

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