フレット位置計算機とは?
このツールは、ギター・ベース・ウクレレなどの弦楽器で、各フレットを正確にどこへ打つべきかを割り出します。スケール長(ナットからブリッジサドルまでの距離)とフレット番号を入力すると、そのフレットのナットからの距離、ブリッジまでの残りの距離、そして次のフレットまでの間隔を返します。物理と音楽の普遍的な原理にもとづくツールなので、国や地域による違いはありません。
使い方
お使いの楽器のスケール長を、好きな単位(インチでもミリメートルでも)で入力してください。結果は入力したものと同じ単位で表示されます。次に、位置を知りたいフレット番号を1〜36の範囲で入力します。すると、フレットを打つべき位置がすぐに表示されます。
計算式の解説
西洋楽器は12平均律を採用しており、1オクターブが12等分の半音に分けられ、隣り合う半音どうしの周波数比は「2の12乗根」になります。弦の音高は振動する長さに反比例するため、第nフレットでの有効弦長は \(L / 2^{n/12}\) となります。したがって、ナットからそのフレットまでの距離は $$d = L - \frac{L}{2^{\,n/12}}$$ で求められます。第12フレットでは長さがちょうど半分になり、全長の中央=オクターブの位置に来ます。
計算例
Fenderタイプの25.5インチスケールで、第12フレットの場合:$$d = 25.5 - \frac{25.5}{2^{12/12}} = 25.5 - 12.75 = 12.75$$ ナットから12.75インチ。第13フレットまでの間隔は、\(25.5 - 25.5/2^{13/12} \approx 13.4648\) から 12.75 を引いて、約0.7148インチとなります。
よくある質問
オクターブ調整(イントネーション補正)は考慮されますか? いいえ。これはあくまで理論上の平均律の位置を示します。実際の製作では、弦高や弦の太さに応じてブリッジ側でわずかな補正を加えます。
どの単位で計算されますか? スケール長を入力した単位がそのまま使われ、結果も同じ単位で返されます。
なぜ第12フレットが中央に来るのですか? 弦の長さを半分にすると音高がちょうど1オクターブ上がる(周波数比2:1)ためです。