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公式

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結果

フルード数
0.6386
無次元
流況(流れの状態) Subcritical (Fr < 1)

フルード数とは?

フルード数(Fr)は、流れの慣性力と重力の比を表す無次元量です。イギリスの造船技師ウィリアム・フルードにちなんで名付けられ、開水路の水理計算、船舶の流体力学、放水路(スピルウェイ)や堰(せき)の設計などで幅広く使われています。フルード数を見れば、その流れが重力に支配されているのか、それとも運動量(慣性)に支配されているのかを判断できます。

流速vと水深L、下向きに働く重力gを示した開水路の流れ
フルード数は、深さLの水路における流速と重力波の速さの比を表します。

この計算ツールの使い方

流速 v をメートル毎秒(m/s)で、代表長さ L をメートル(m)で入力します。開水路では代表長さに通常、水理学的水深を用います。さらに重力加速度 g(初期値 9.81 m/s²)を入力すると、フルード数と流れの状態(流況)が表示されます。

計算式の解説

フルード数は $$\text{Fr} = \frac{v}{\sqrt{g \cdot L}}$$ で定義されます。分母の \(\sqrt{gL}\) は、浅水域における重力波(長波)の伝播速度を表しています。\(\text{Fr} < 1\) のとき、流れは常流(じょうりゅう)で、ゆるやかで重力が支配的となり、擾乱(外乱)は上流側へ伝わります。\(\text{Fr} = 1\) のときは限界流です。\(\text{Fr} > 1\) のとき、流れは射流(しゃりゅう)で、流速が速く慣性が支配的となり、擾乱は上流へさかのぼれません。

常流・限界流・射流の流れの状態を比較する3つの水路の図
Fr < 1 は常流(深く遅い)、Fr = 1 は限界流、Fr > 1 は射流(浅く速い)です。

計算例

ある水路で水が \(v = 3 \text{ m/s}\) で流れ、代表水深が \(L = 0.5 \text{ m}\)、\(g = 9.81 \text{ m/s}^2\) とします。このとき $$\sqrt{gL} = \sqrt{9.81 \times 0.5} = \sqrt{4.905} \approx 2.2147$$ となり、$$\text{Fr} = \frac{3}{2.2147} \approx 1.355$$ です。\(\text{Fr} > 1\) なので、この流れは射流(超臨界流)と判定できます。

よくある質問(FAQ)

フルード数は無次元なのですか? はい。流速を \(\sqrt{g \cdot L}\) で割ると単位がすべて打ち消し合うため、Fr に単位はありません。これにより、模型と実物のように規模(スケール)の異なる対象どうしでも比較できます。

どの長さを使えばよいですか? 開水路の流れでは水理学的水深(流積 ÷ 水面幅)を用います。船舶の抵抗計算では水線長(喫水線長)を用います。

限界流とは何を意味しますか? \(\text{Fr} = 1\) のとき、ある流量に対して比エネルギーが最小になります。この点で流れは常流と射流の間を遷移し、しばしば跳水(はねみず)を伴います。

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