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公式

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結果

Matrix A to the power n (A2)
7 10
15 22
行列のサイズ 2 × 2
指数 n 2

行列のn乗計算機とは?

このツールは、正方行列 A を整数 n 乗した \(A^{n}\) を求めます。行列を自分自身でn回掛け合わせ、その結果の行列を返します。実数を要素とする2×2・3×3・4×4の行列に対応しています。行列のべき乗は線形代数のさまざまな場面で登場します。マルコフ連鎖や推移行列、グラフの隣接行列のべき乗(経路数の数え上げ)、離散力学系、そしてフィボナッチ数列のような漸化式などが代表例です。

使い方

まず行列のサイズを選び、Aの各要素をマス目に1つずつ入力します(小数や負の数も使えます)。続いて整数の指数nを入力し、計算ボタンを押してください。n=0なら単位行列、n=1ならAそのもの、n≧2なら繰り返し掛け合わせた結果が得られます。Aが正則(逆行列をもつ)の場合は負のnも入力でき、まず逆行列を求めてから|n|乗します。

計算式

行列のべき乗は再帰的に定義されます。\(A^{0} = I\)(単位行列)、\(A^{1} = A\)、そして $$A^{n} = A \cdot A^{n-1}$$ です。2つの j×j 行列の積 \(C = A \cdot B\) は、各要素が $$C[i][k] = \sum A[i][m] \cdot B[m][k]$$ で与えられます。本計算機では効率化のため「二乗による累乗(繰り返し二乗法)」を用いていますが、結果は単純な繰り返し乗算とまったく同じです。行列のべき乗は、Aが正方行列(行数=列数)のときにのみ定義されます。

A の n 乗を、行列 A の n 個のコピーの繰り返し乗算として示す図
行列のべき乗 Aⁿ とは、行列 A を n 回掛け合わせることを意味します。

計算例

A = [[1, 2], [3, 4]]、n = 2 とします。\(A^{2} = A \cdot A\) を計算すると、\(c_{11} = 1 \cdot 1 + 2 \cdot 3 = 7\)、\(c_{12} = 1 \cdot 2 + 2 \cdot 4 = 10\)、\(c_{21} = 3 \cdot 1 + 4 \cdot 3 = 15\)、\(c_{22} = 3 \cdot 2 + 4 \cdot 4 = 22\) となり、\(A^{2} = [[7, 10], [15, 22]]\) です。さらにもう一度二乗する(または \(A^{3} = A^{2} \cdot A\) を計算する)と、\(A^{3} = [[37, 54], [81, 118]]\) が得られます。

2×2 行列を2乗して結果の行列を求める計算例
2×2 行列を自身と掛け合わせて A² を計算する。

よくある質問

n = 0 のときは何が返りますか? 慣例として、同じサイズの単位行列 I を返します。

負の指数は使えますか? はい。Aが正則(行列式 ≠ 0)であれば使えます。\(A^{-k}\) は \((A^{-1})^{k}\) に等しくなります。行列式が0の場合は計算が定義できず、本計算機が警告を表示します。

結果にごく小さな小数が出るのはなぜですか? べき乗が大きい場合や要素の値が大きい場合、浮動小数点演算の丸め誤差が蓄積することがあります。結果は約14桁の有効数字に丸めて表示されます。

最終更新: