原価率とは?
原価率(フードコスト比率)は、飲食店経営でもっとも重視される指標のひとつです。売上のうち、どれだけが食材などの仕入れ原価に使われているかを示します。原価率が低いほど、人件費・家賃などの固定費や利益に回せる余地が大きくなります。これは通貨を問わず使える普遍的な経営指標で、原価と売上を同じ通貨でそろえて入力すれば、どの国・どの店舗でも計算できます。
この計算ツールの使い方
まず、その期間に使った食材・仕入れの合計原価を入力します。続いて、同じ期間の合計売上を入力してください。すると原価率(%)がその場で表示されます。原価は基本的に、仕入れ単価に実際に使った数量を掛けた金額と考えるとわかりやすいでしょう。
計算式の解説
計算自体はとてもシンプルです。
$$\text{原価率} = \frac{\text{原価}}{\text{売上}} \times 100\%$$原価を売上で割ると、売上に占める原価の割合が求まり、100を掛けることでパーセント表示になります。なお売上が0の場合は計算ができないため、本ツールでは売上に0より大きい値を入力する必要があります。
計算例
たとえば原価が300、売上が1000のとき、
$$\text{原価率} = \frac{300}{1000} \times 100 = \mathbf{30\%}$$売上の30%が食材に使われている計算で、一般的に健全とされる水準に収まっています。もう一例、原価450・売上1200の場合は \(\frac{450}{1200} \times 100 = 37.5\%\) となり、やや高めの原価率なので見直しを検討したいラインです。
よくある質問
原価率の目安は? 多くの飲食店ではおおむね25%〜35%を目標にしますが、業態や地域によって適正値は変わります。
原価率が上がってきたのはなぜ? よくある原因として、盛り付け量の出しすぎ、食材のロスや廃棄(先入れ先出しなど在庫管理の不徹底)、原価の高いメニューへの偏り、仕入れ価格の上昇などが挙げられます。
原価率が100%を超えることはある? あります。100%を超えるということは食材原価が売上を上回っている状態で、売れば売るほど赤字になっていることを意味します。