この計算ツールでできること
このツールは、飲食店や食品サービス業の経営者が、目標とする月商を達成するために、平均的な営業日1日あたり各席を何回転させる必要があるか(1席に新たなお客様が何回着席するか)を算出します。経営計画や損益分岐点の検討に使われる、シンプルで通貨に依存しない管理指標です。円でもドルでも、どの通貨でも同じ計算で利用できます。
使い方
次の4つの数値を入力してください。月の売上目標金額、客単価(お客様1名が支払う平均金額。「平均客単価」とも呼ばれます)、その月の営業日数、そして客席数です。計算ツールは、必要な1日あたりの客席回転数と、それに相当する1日あたりの必要客数を表示します。
計算式の解説
月商は「客単価 × 1日あたりの客数 × 営業日数」で求められます。1日あたりの客数は「席数 × 回転数」です。これを回転数について整理すると、次の式になります。
$$\text{1日あたりの回転数} = \frac{\text{月の売上目標}}{\text{客単価} \times \text{席数} \times \text{月の営業日数}}$$
結果は小数になるのが一般的です。これはあくまで平均値なので、2.67のような数値が出ても問題ありません。
計算例
たとえば、月の売上目標が3,000,000円、客単価が1,500円、営業日数が25日、席数が30席だとします。分母は $$1{,}500 \times 30 \times 25 = 1{,}125{,}000$$ となります。これで割ると $$3{,}000{,}000 \div 1{,}125{,}000 = 2.67 \text{回転}$$ となり、1席あたり1日2.67回転が必要です。つまり、30席それぞれが営業日ごとに約2.67回満席になる必要があり、1日およそ80名のお客様に来店していただく計算になります。
よくある質問
回転数が1を超えることはありますか? あります。回転数が1を超えるということは、1席が1日に複数のお客様をご利用いただくという意味で、繁盛店ではよくあることです。
結果が非常に大きい場合は? 必要回転数がおおむね5〜6を超える場合、その目標が現在の席数では現実的でないか、客単価を上げる・席数を増やす・営業日数を増やすといった見直しが必要かもしれません。
通貨の違いは関係ありますか? 関係ありません。売上目標と客単価が同じ通貨であれば、回転数の比率は変わりません。