ミフリン・セントジオール式のBMR計算ツールとは?
基礎代謝量(BMR)は安静時代謝量(RMR)とも呼ばれ、体が完全に安静な状態でも生命維持のために消費するカロリーのことです。呼吸や血液循環、細胞の生成、体温の維持といった、生きていく上で欠かせない働きに使われるエネルギーを指します。本ツールは、健康な成人にとって最も精度の高い推定式のひとつとされる「ミフリン・セントジオール式」を用いて、体重・身長・年齢・性別からこの数値を算出します。世界共通で使える計算式で、単位はメートル法(キログラム・センチメートル)です。
使い方
まず性別を選び、続いて体重(kg)、身長(cm)、年齢(歳)を入力してください。入力するとすぐに、1日あたりの安静時消費エネルギーがカロリー単位で表示されます。1日の総消費カロリーの目安を知りたい場合は、算出されたBMRに活動係数をかけてください。たとえば、ほとんど運動しない人は1.2、適度な運動をする人は1.55、非常に活動的な人は1.725が目安です。
計算式の解説
ミフリン・セントジオール式は次の通りです。
$$\text{BMR} = 10 \cdot \text{体重(kg)} + 6.25 \cdot \text{身長(cm)} - 5 \cdot \text{年齢(歳)} + s$$ここで \(s\) は、男性は \(+5\)、女性は \(-161\) となります。この定数が性別で異なるのは、平均的な体組成の違いを反映するためです。
計算例
体重80kg、身長180cm、30歳の男性の場合:
$$\text{BMR} = 10 \times 80 + 6.25 \times 180 - 5 \times 30 + 5 = 800 + 1125 - 150 + 5 = 1780$$1日あたり1780カロリー。
同じ条件の女性であれば、\(1780 - 5 - 161 = 1614\) 1日あたり1614カロリーとなります。
よくある質問
BMRと1日の必要カロリーは同じですか? いいえ、違います。BMRはあくまで安静時に消費するカロリーです。実際の必要カロリーは、日常生活の活動や運動の分が加わるため、これより多くなります。
ハリス・ベネディクト式ではなく、なぜミフリン・セントジオール式を使うのですか? 複数の研究で、ミフリン・セントジオール式のほうが現代人、特に肥満傾向のある人に対して精度が高いとされているためです。
BMRより少ない食事量にすれば痩せられますか? 長期間にわたってBMRを下回る食事を続けることは、一般的におすすめできません。カロリー不足はBMRではなく1日の総消費エネルギーを基準につくり、必要に応じて専門家に相談しましょう。