RFM(相対脂肪量)計算ツールとは?
RFM(Relative Fat Mass=相対脂肪量)計算ツールは、「身長」と「腹囲(ウエスト)」というたった2つの計測値だけで体脂肪率を推定する指標です。WoolcottとBergmanの両氏によって開発され、2018年に発表されました。大規模な研究では、DXA(X線を使った精密な体組成測定)で測った全身の体脂肪率との一致度が、従来のBMI(体格指数)よりも高いことが示されています。体重計も皮下脂肪厚計(キャリパー)も特別な機器も不要なため、自宅で手軽にできる体組成チェックのひとつです。
このツールの使い方
まず性別を選び、身長と腹囲を同じ単位(このツールではセンチメートル)で入力します。腹囲はおへその高さで、力を抜いてまっすぐ立ち、軽く息を吐いた状態で測りましょう。入力すると、推定体脂肪率とおおまかなカテゴリーがその場で表示されます。お腹を引っ込めて測ると数値が実際より低く出てしまうので注意してください。
計算式の解説
RFMは「身長 ÷ 腹囲」の比に20を掛け、性別ごとに決められた定数から引くことで求めます。
男性:
$$\text{RFM} = 64 - 20 \times \frac{\text{身長 (cm)}}{\text{腹囲 (cm)}}$$女性:
$$\text{RFM} = 76 - 20 \times \frac{\text{身長 (cm)}}{\text{腹囲 (cm)}}$$腹囲に対して身長が高いほど引き算する項が大きくなり、推定体脂肪率は低くなります。定数の差(64と76で12ポイント)は、女性のほうが体の機能維持に必要な必須脂肪が多いことを反映しています。
計算例
身長175cm、腹囲85cmの男性を例に考えてみましょう。
$$\text{RFM} = 64 - 20 \times \frac{175}{85} = 64 - (20 \times 2.0588) = 64 - 41.176 = 22.8\%$$推定体脂肪率22.8%。これは男性では「やや多め(過体重)」の範囲に入ります。
よくある質問(FAQ)
RFMはBMIより優れているの? 研究によると、RFMは実測の体脂肪率との相関が強く、体型の違いがあっても分類を誤る人が少ないとされています。
健康的なRFMの目安は? 男性でおよそ14〜21%、女性で24〜32%程度が健康的とされることが多いですが、年齢や情報源によって範囲は異なります。
インチで測ってもいい? 大丈夫です。身長と腹囲が同じ単位であれば比は変わらないので、計算式はそのまま成り立ちます。なお、このツールはセンチメートルを使用します。