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公式

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結果

総ΔV(増速量)
3,542.08
m/s
ΔV(km/s) 3.542 km/s
質量比(湿質量/乾質量) 3.333
推進剤の質量 7,000 kg

ツィオルコフスキーのロケット方程式とは?

ツィオルコフスキーのロケット方程式は、1903年にコンスタンチン・ツィオルコフスキーによって導かれたもので、搭載した推進剤とエンジン性能から、ロケットが得られる最大の速度変化(増速量=デルタブイ、ΔV)を表します。ΔVはミッション設計において最も重要な数値です。低軌道(LEO)への到達、月への遷移、火星着陸など、それぞれに必要なΔVの「予算」が決まっています。本計算機は国やメーカーを問わず、あらゆるロケットに適用できる普遍的な物理ツールです。

湿潤質量、乾燥質量、デルタvを生み出す噴射を示すロケットの図
ロケット方程式は、推進剤の燃焼による機体の質量変化と得られる速度を関係づけます。

この計算機の使い方

次の4つの値を入力してください。エンジンの比推力(Isp、秒)、標準重力 \(g_0\)(慣例として 9.80665 m/s² を使用)、湿質量(推進剤を満載した状態の質量、kg)、乾質量(推進剤をすべて燃焼し尽くした後の質量、kg)です。計算機は、総ΔVを m/s と km/s の両方で、さらに質量比と消費された推進剤の質量を算出します。

計算式の解説

$$\Delta v = \text{Isp} \cdot g_0 \cdot \ln\!\left(\frac{\text{Wet Mass}}{\text{Dry Mass}}\right)$$ ここで \(\text{Isp} \cdot g_0\) の項は有効排気速度(\(v_e\))を表し、単位は m/s です。質量比の自然対数は「燃料を増やしても効果が逓減する」性質を捉えています。つまり推進剤を2倍にしてもΔVは2倍にはなりません。比推力の高いエンジンを使う、あるいは乾質量を軽くすることで、得られるΔVはいずれも増加します。

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質量比に対してデルタvが対数関係で増加する曲線
デルタvは湿潤質量と乾燥質量の比の自然対数に従って増えるため、比が大きくなるほど増加は鈍ります。

計算例

Isp = 300 秒、\(g_0 = 9.80665\) m/s²、湿質量 = 10,000 kg、乾質量 = 3,000 kg とします。質量比は \(10{,}000 / 3{,}000 = 3.3333\) で、\(\ln(3.3333) \approx 1.20397\) です。したがって $$\Delta v = 300 \times 9.80665 \times 1.20397 \approx 3{,}542.2 \text{ m/s} \approx 3.54 \text{ km/s}$$ となります。

よくある質問(FAQ)

典型的なΔV予算はどのくらい? 低軌道(LEO)への到達には、各種損失を含めておよそ 9.4 km/s が必要です。地球から火星への遷移では、さらに数 km/s が加わります。

なぜ \(g_0 = 9.80665\) を使うのですか? 比推力(秒)は標準重力を基準として定義されているため、\(g_0\) は固定された定数です。打ち上げ地点の現地の重力加速度ではない点に注意してください。

Ispではなく排気速度がわかっている場合は? 排気速度を \(g_0\) で割ると、相当するIspが求められます。その値を入力してください。

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