この計算機でできること
物体が一定の速度(等速度)で動くとき、どれだけの距離を進むかを求めるツールです。加速度がない場合、移動距離は単純に速度と経過時間の掛け算で表されます。\(d = v \times t\) です。これは物理学の普遍的な関係式であり、国や地域を問わずどこでも成り立ちます。特定の国のルールは関係ありません。
初期値が「80 m/分」になっているのは、日本の不動産広告で徒歩の速度を「分速80メートル」とする慣行に由来します。もちろん、数値も単位も自由に変更できます。
使い方
まず速度を入力し、単位(km/h、m/分、m/秒)を選びます。次に経過時間を「時・分・秒」に分けて入力してください。3つの欄は合算されるため、たとえば「90分」のような入力でも問題ありません。計算結果には、移動距離をメートルとキロメートルの両方で表示するほか、速度をSI単位(m/秒)に換算した値と、合計時間(秒)も示されます。
計算式の解説
この計算機は、まずすべての値をSI基本単位にそろえます。速度には単位ごとの換算係数を掛けます。km/h は \(\frac{1000}{3600} \approx 0.27778\)、m/分 は \(\frac{1}{60} \approx 0.01667\)、m/秒 は \(1\) です。時間は「時×3600 + 分×60 + 秒」で秒に換算します。メートル単位の移動距離は「速度(SI) × 時間(秒)」で求まり、キロメートルはその値を1000で割って算出します。
計算例
分速80メートルで1時間歩いた場合:速度(SI) = $$80 \times \frac{1}{60} = 1.3333\ \text{m/秒},$$ 時間 = 3600秒、移動距離 = $$1.3333 \times 3600 = 4800\ \text{m} = 4.8\ \text{km}.$$ 同じことを「\(80\ \text{m/分} \times 60\ \text{分} = 4800\ \text{m}\)」と計算することもできます。
よくある質問
加速度は考慮されますか? いいえ。あくまで等速度(一定の速度)を前提としています。加速する運動を扱う場合は \(d = v_0 t + \frac{1}{2} a t^2\) が必要です。
時間や速度が0のときは? 移動距離は0になります。中心となる計算式に割り算は含まれないため、ゼロ除算が起きる心配はありません。
時間の単位を組み合わせてもよいですか? はい。時・分・秒を任意に組み合わせて入力できます。計算前にすべて合算されます。