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公式

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  1. Heading to Fly

    Heading to Fly: 偏流修正角(WCA)計算ツール

    Heading = Desired Course + Wind Correction Angle (normalized to 0-360)

  2. Ground Speed

    Ground Speed: 偏流修正角(WCA)計算ツール

    GS along the course; A = Wind Dir - Course is the wind angle

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結果

偏流修正角(WCA)
14.48°
正=右にクラブ、負=左にクラブ
必要なヘディング 104.48°
対地速度 116.19 knots

偏流修正角とは?

偏流修正角(WCA:Wind Correction Angle)は「クラブ角」とも呼ばれ、対地での実際の航跡(トラック)を目標とするコースに一致させるために、パイロットが機首を風上側へ向ける角度(度数)のことです。風は機体を横方向に押し流すため、機首を目的地へまっすぐ向けたまま飛ぶとドリフト(偏流)が生じます。WCAはこのドリフトを打ち消し、機体が意図したライン上を「カニ歩き(クラブ)」するように飛ばすための補正角です。この計算ツールは万能で、航空機・グライダー・ドローン、さらには船舶のナビゲーションまで幅広く対応します。

真対気速度ベクトル、風ベクトル、結果として得られる対地航跡を示す航空機の速度三角形
風の三角形:機首方位と風が合わさって実際の対地航跡が生まれます。

この計算ツールの使い方

真対気速度(TAS)をノット、風速をノット、目標コースを度(°)、そして風が吹いてくる方向(風向)を度(°)で入力します。すると、偏流修正角、飛ぶべきヘディング(磁方位または真方位)、その結果として得られる対地速度が表示されます。WCAが正の値なら右へクラブ(右に機首を振る)、負の値なら左へクラブすることを意味します。

計算式の解説

基本となる関係式は $$\text{WCA} = \arcsin\!\left( \frac{V_w \cdot \sin\theta}{V_{tas}} \right)$$ です。ここで \(\theta\) は風向とコースのなす角です。風角のサイン(\(\sin\theta\))が横風成分を取り出し、それを対気速度で割ることで角度に変換します。続いて対地速度は $$\text{GS} = V_{tas}\cdot\cos(\text{WCA}) - V_w\cdot\cos\theta$$ で求められ、これによりコースに沿った向かい風・追い風成分が反映されます。

風速・風向角・対気速度を含む偏流修正角のアークサイン公式を直角三角形で表したもの
この式は横風成分と真対気速度を関係づけて補正角を求めます。

計算例

TAS = 120 kt、風は 180° から 30 kt、目標コースが 090° の場合を考えてみましょう。風角は \(180 - 90 = 90^\circ\) なので \(\sin\theta = 1\) です。$$\text{WCA} = \arcsin\!\left( \frac{30 \times 1}{120} \right) = \arcsin(0.25) \approx 14.48^\circ$$ となります。ヘディングは \(090 + 14.48 = 104.48^\circ\)、対地速度は $$120 \times \cos(14.48^\circ) - 30 \times \cos(90^\circ) \approx 116.19 \text{ kt}$$ です。

よくある質問(FAQ)

なぜ風向は「吹いてくる方向(FROM)」で入力するのですか? 航空の慣例では、風はそれが吹いてくる方向で表されます(例:「180」の風は南から吹いてくる風です)。

風が真正面または真後ろから吹いている場合は? その場合 \(\sin\theta\) が 0 になり、WCA も 0 です。つまり風は対地速度だけを変え、ヘディングには影響しません。

WCA はドリフト角(偏流角)と同じですか? 大きさは同じですが符号が逆です。ドリフトは風が機体に及ぼす作用そのもの、WCA はそれを打ち消すために適用する補正です。

最終更新: