ACoSとは?
ACoS(Advertising Cost of Sales=売上高広告費比率)は、クリック課金型(PPC)広告の費用対効果を測る重要な指標です。とくにAmazonのスポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告で広く使われています。ACoSは「広告経由で得た売上のうち、何%を広告費に充てたか」を示すものです。ACoSが低いほどキャンペーンの効率が高く、逆に高いほど1件の売上を獲得するためのコストがかさんでいることを意味します。
この計算ツールの使い方
同じ期間における広告費(クリックに対して支払った金額)と広告売上(その広告に紐づく売上)を入力してください。入力するとすぐにACoS(%)が表示され、あわせて補完的な視点としてROAS(Return on Ad Spend=広告費用対効果)も確認できます。複数キャンペーンの比較、入札目標の設定、損益分岐点ACoSに対して採算が取れているかのチェックなどにご活用ください。
計算式の解説
ACoSは次の式で求めます。
$$\text{ACoS \%} = \left(\frac{\text{広告費}}{\text{広告売上}}\right) \times 100$$
一方、ROASはその逆数を倍率で表したものです。$$\text{ROAS} = \frac{\text{広告売上}}{\text{広告費}}$$。たとえばACoS25%はROAS4倍に相当します。ACoSが低いほど、ROASは高くなります。
計算例
Amazon広告に$150を投じ、その広告から$600の売上が生まれたとします。このときのACoSは$$\left(\frac{150}{600}\right) \times 100 = \textbf{25\%}$$です。つまり広告売上の4分の1が広告費に使われ、残りの75%が商品原価・各種手数料・利益に充てられることになります。対応するROASは\(600 \div 150 = 4\)倍です。
よくある質問(FAQ)
ACoSはどのくらいが理想ですか? 利益率によって異なります。多くの出品者は、広告で利益を確保するために利益率(一般に15〜30%程度)を下回るACoSを目指します。損益分岐点ACoSより低ければ、広告経由の各売上は黒字となります。
ACoSとROASは何が違いますか? 両者は同じ関係性を逆の角度から表したものです。ACoSは「売上に対する広告費の割合(%)」、ROASは「広告費1ドルあたりに得られた売上」を示します。
損益分岐点ACoSとは? 広告費を考慮する前の利益率に等しい値です。損益分岐点ACoSの水準では、オーガニックの押し上げ効果を除けば、広告経由の売上は損も得もしない状態になります。