MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

キャリードインタレスト(GPの取り分)
$840,000
ジェネラルパートナー(GP)への支払額
総利益 $5,000,000
ハードル(優先分配) $800,000
ハードル超過利益 $4,200,000
LPの実質取り分 $4,160,000

キャリードインタレストとは?

キャリードインタレスト(通称「キャリー」)とは、プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタル・ヘッジファンドのジェネラルパートナー(GP)に対し、成功報酬として支払われるファンド利益の一部を指します。代表的な体系が「2 and 20」、つまり2%の管理報酬(マネジメントフィー)に加えて20%のキャリードインタレストという組み合わせです。キャリーは通常、リミテッドパートナー(LP)が先に受け取るべきハードルレート(優先分配=プリファード・リターン)を上回った利益部分に対してのみ発生します。なお、これらは欧米のファンド慣行に基づく概念であり、日本国内のファンドでも採用例はあるものの、契約内容や税務上の扱いは個別に異なります。

この計算ツールの使い方

ファンドが返還した総額、投資された元本(出資総額)、キャリー率(多くは20%)、ハードルレート(多くは8%)を入力してください。本ツールは、総利益、LPに優先して支払われるハードル分、それを超えた利益、そしてGPが受け取るキャリードインタレストを自動で算出します。

計算式の解説

まず利益は「総返還額 − 投資元本」で求めます。ハードル利益は「投資元本 × ハードルレート」です。ハードルを超える利益は「利益 − ハードル利益」(マイナスの場合はゼロ)となります。キャリードインタレストは、その超過分にキャリー率を掛けたものです:

$$C = \frac{\text{キャリー率 (\%)}}{100} \times \max\!\left(0,\; P - H\right)$$

ここで

$$\left\{ \begin{aligned} P &= \text{総返還額} - \text{投資元本} \\ H &= \text{投資元本} \times \dfrac{\text{ハードルレート (\%)}}{100} \end{aligned} \right.$$

LPの実質取り分は「総利益 − キャリードインタレスト」で計算されます。

ファンド利益を、LPへのハードルリターンと、ハードルを超えてGP・LPで分けるキャリーに分割した棒グラフ
キャリードインタレストとは、優先収益のハードルを超えた利益に対するGPの取り分です。

計算例

あるファンドが1,000万ドルの投資元本に対して1,500万ドルを返還し、キャリー20%・ハードル8%とします。利益は500万ドルです。ハードルは \(8\% \times 1{,}000\text{万ドル} = 80\text{万ドル}\)。ハードルを超える利益は \(500\text{万ドル} - 80\text{万ドル} = 420\text{万ドル}\)。キャリードインタレストは \(20\% \times 420\text{万ドル} =\) 84万ドル となり、LPの取り分は416万ドルとなります。

出資資本から優先収益、GPのキャリー配分までを示すウォーターフォール図
分配ウォーターフォール:まず資本を返還し、次にハードル、その後キャリーを伴って利益を分配します。

よくある質問(FAQ)

利益がハードルを下回った場合はどうなりますか? キャリーは発生しません。その場合、本ツールはキャリードインタレストを0ドルと表示します。

これは「ハード」ハードルですか、それとも「ソフト」ハードルですか? 本モデルはハードハードルを採用しており、キャリーはハードルを超えた利益部分にのみ適用されます。実際のファンドの多くは、キャッチアップ条項を伴うソフトハードルを採用しています。

管理報酬(マネジメントフィー)は含まれていますか? 含まれていません。本ツールは成功報酬であるキャリードインタレストのみを切り出して計算します。

最終更新: