カート放棄率(カゴ落ち率)とは?
カート放棄率とは、オンラインで商品を買い物カゴに入れたものの、購入を完了せずに離脱した訪問者の割合を指します。日本では「カゴ落ち率」とも呼ばれ、ECサイトで最も重視すべき指標のひとつです。なぜなら、購入プロセスの最終段階でどれだけの売上機会を取りこぼしているかを、そのまま映し出してくれるからです。業界平均はおおむね65~75%とされており、決済(チェックアウト)まわりをわずかに改善するだけでも、売上の大幅な底上げにつながります。
このツールの使い方
アクセス解析ツールから取得した2つの数値を入力するだけです。ひとつは開始されたカート数(少なくとも1点を買い物カゴに追加したセッション数)、もうひとつは購入完了数(実際に購入まで至ったセッション数)です。入力するとすぐに、カート放棄率・コンバージョン率・放棄されたカートの実数が表示されます。
計算式の解説
カート放棄率は$$\text{放棄率\%} = \left(1 - \frac{\text{購入完了数}}{\text{開始カート数}}\right) \times 100$$で求めます。わかりやすく言うと、購入完了数を開始カート数で割って「購入に至った割合」を出し、それを1から引いて「購入に至らなかった割合」を導き、100を掛けてパーセント表示にする、という流れです。コンバージョン率はこの逆で、$$\text{コンバージョン\%} = \frac{\text{購入完了数}}{\text{開始カート数}} \times 100$$ となります。
計算例
たとえば、先月のあなたのショップで開始されたカートが1,000件、そのうち購入に至ったのが300件だったとします。コンバージョン率は \(300 \div 1{,}000 = 30\%\)。カート放棄率は $$(1 - 0.30) \times 100 = 70\%$$ となり、700件のカートが放棄されたことになります。仮にこの放棄率を65%まで下げられれば、注文を50件多く回収できる計算です。
よくある質問(FAQ)
「良い」放棄率の目安は? 70%を下回ればおおむね平均的で、成果の高いショップでは60%未満を実現しています。なお、スマートフォンの放棄率はパソコンよりも高くなる傾向があります。
なぜ買い物カゴが放棄されるのか? よくある理由として、想定外の送料、会員登録の強制、長すぎる購入手続き、決済のセキュリティへの不安、他店との比較検討などが挙げられます。
カゴ落ちを減らすには? ゲスト購入(会員登録不要の購入)を用意する、送料込みの総額を早めに提示する、複数の決済手段を用意する、カゴ落ちフォローメールを送る、購入手続きをできるだけシンプルにする、といった対策が効果的です。