総支給額(グロス)とは?
総支給額とは、税金・社会保険料・各種控除を差し引く前に、給与計算期間中に従業員が稼いだ金額の合計を指します。時給制で働く方の場合は、通常の労働時間に対する賃金と残業代を合算したものです。この計算ツールを使えば、総支給額をすばやく正確に把握できるので、給与明細のチェックや家計の予算立て、人件費の見積もりに役立ちます。なお、本ツールは「$(ドル)」表記の海外(主に米国などの時給制)を前提にしていますが、計算の仕組み自体は通貨を問わず同じです。日本円で使う場合も金額をそのまま読み替えてご利用いただけます。
計算ツールの使い方
入力する項目は4つです。時給、通常の労働時間、残業時の割増単価(多くの場合は基本時給の1.5倍)、そして残業時間を入力してください。ツールがそれぞれを掛け合わせて合算し、通常分と残業分に分けて総支給額を表示します。残業がない場合は、残業に関する欄を「0」のままにしておけば問題ありません。
計算式の解説
計算はとてもシンプルです。
$$\text{総支給額} = (\text{時給} \times \text{労働時間}) + (\text{残業単価} \times \text{残業時間})$$
通常の賃金は「基本時給 × 実際に働いた時間」です。残業代はこれとは別の(通常は高めの)単価に残業時間を掛けて求めます。この2つを足し合わせたものが総支給額となります。
計算例
たとえば時給20ドルで通常40時間働き、さらに残業として時給30ドルで5時間働いたとします。通常分は \(20 \times 40 = 800\) ドル、残業分は \(30 \times 5 = 150\) ドルです。したがって総支給額は $$800 + 150 = \textbf{950 ドル}$$ となります。
よくある質問
これは手取り額ですか? いいえ。総支給額は税金・保険料・年金などの控除を差し引く前の金額です。これらを差し引いた後に残るのが手取り額(ネット)です。
残業の割増単価はいくらにすればよいですか? 多くの国・地域では残業代は通常時給の1.5倍とされており、たとえば基本時給20ドルなら30ドルと入力します。日本では割増率が法律で定められており(時間外は25%以上など)地域・国によって異なるため、お住まいの労働法令をご確認ください。
月給制でも使えますか? 本ツールは時給制向けに設計されています。月給・年俸制の場合は、年収を給与計算回数(支払い期間の数)で割って算出してください。