グロスアップ計算機(手取り→総額の逆算)とは?
グロスアップ計算機は、既にわかっている手取り額から、控除前の総額を逆算するためのツールです。一定の割合(パーセンテージ)による控除を1つ前提とします。税金・手数料・割引・歩合(コミッション)など、すでに一定割合が差し引かれた金額がある場合、この計算機ならその計算を逆にたどり、控除が適用される前の元の金額を復元できます。
使い方
まず、最終的に手元に残った手取り額を入力します。次に、差し引かれた控除の合計を割合(%)で入力してください。計算機は、控除前の総額と、通貨単位での控除額をあわせて表示します。なお、控除割合は必ず100%未満である必要があります。控除が100%の場合、逆算する元の金額が残らないためです。
計算式の解説
控除は、総額に\(\left(1 - \dfrac{d}{100}\right)\)を掛けることで手取り額を生み出します。したがって、手取り額を同じ係数で割り戻せば、元の総額を求められます。
$$\text{総額} = \frac{\text{手取り}}{1 - \dfrac{\text{控除\%}}{100}}$$
控除額は「総額 − 手取り」で求まります。注意したいのは、割合でグロスアップすることは、その割合を手取りにそのまま足し戻すことと同じではない点です。たとえば手取り750に25%を足すと937.50になりますが、750を25%控除でグロスアップすると1,000になります。
計算例
たとえば、25%の控除後に750を受け取ったとします。係数は\(1 - 0.25 = 0.75\)です。$$\text{総額} = 750 \div 0.75 = 1{,}000$$控除額は\(1{,}000 - 750 = 250\)となり、これはまさに1,000の25%にあたります。
よくある質問(FAQ)
なぜ単純に割合を足し戻すだけではダメなのですか? その割合は手取りではなく総額から差し引かれているためです。手取りに足し戻すと、元の金額を実際より少なく見積もってしまいます。
税金のグロスアップにも使えますか? 一律の単一割合が適用される場合は使えます。累進課税や限界税率など段階的な税率の場合は、専用の税金計算ツールが必要です。なお税制は国によって異なる点にご注意ください。
控除が0%の場合はどうなりますか? 何も差し引かれていないため、総額は手取り額と同じになります。