この計算ツールでできること
このツールは、面積がわかっている場合に逆算を行います。正多角形(すべての辺の長さと内角が等しい多角形)の面積Sと辺の数nを入力すると、一辺の長さaと周の長さLが求められます。通常の「辺から面積を求める」公式の逆算にあたり、デザインやタイル張り、図形の宿題、CADでのレイアウトなど、必要な面積はわかっているけれど辺の寸法を知りたい場面で役立ちます。
計算式の解説
一辺の長さがaで等しい辺がn本ある正多角形の面積は、$$S = \dfrac{n \cdot a^2}{4 \cdot \tan\!\left(\frac{\pi}{n}\right)}$$で表されます。これをaについて解くと $$a = \sqrt{\dfrac{4S \cdot \tan\!\left(\frac{\pi}{n}\right)}{n}}$$ となり、周の長さは単純に \(L = n \cdot a\) です。角度 \(\frac{\pi}{n}\) はラジアンで表します(プログラム上では Math.PI / n)。nが大きくなるほど \(\tan\!\left(\frac{\pi}{n}\right)\) は \(\frac{\pi}{n}\) に近づき、正多角形は同じ面積の円に収束していきます。
使い方
まず面積Sを、単位をそろえた平方単位(cm²、m²、in²、または無単位)で入力します。次に辺の数nを入力します(正三角形なら3、正方形なら4、正五角形なら5、というように指定します)。一辺の長さaは、入力した単位に対応した長さの単位で出力されます。たとえば面積をcm²で入力すれば、辺はcmで求められます。
計算例
面積S = 100、n = 4の正方形を考えてみましょう。このとき \(\tan\!\left(\frac{\pi}{4}\right) = 1\) なので、$$a = \sqrt{\dfrac{4 \cdot 100 \cdot 1}{4}} = \sqrt{100} = 10$$、周の長さは \(L = 4 \cdot 10 = 40\) となります。これはまさに10×10の正方形で周の長さが40であることを示しており、結果が正しいことが確認できます。
よくある質問
なぜnは3以上でなければならないの? 辺が3本未満では面積を囲むことができず、多角形になりません。n = 2の場合、\(\tan\!\left(\frac{\pi}{2}\right)\) は発散してしまいます。
出力される単位は? 一辺の長さと周の長さは、入力した面積の平方単位に対応する長さの単位になります。Sがm²なら、aとLはmになります。
正多角形であることが前提なの? はい。すべての辺の長さと内角が等しい必要があります。不等辺の多角形は面積だけからは求められません。